worksは8/24に更新しました.

メビウスのありがとう

やりたい!と思っていて、
そこそこ頭のなかでは
出来上がっているんだけど、
なかなか手を付けられていない
ということがあります。

今日はその備忘録として
書いておきます。

面白いなと思うことを考えたとき、
本にできたらいいなと思うものと、
そうじゃないものがあります。

そうじゃないものっていうのは
たとえば、巻物みたいなものとか、
一枚の長い紙をメビウスの輪みたいに
したものとか、
本というよりは
ちょっとだけおもちゃみたいな感覚の
ものとして作ったら面白そうだと
思っているものもあります。

以前、静岡にあるクレマチスの丘の
美術館に堀内誠一の展示を
見に行った時、
それこそメビウスの輪を使った
おもちゃ?絵本?があったんです。

マンガが描いてある長い紙を
半分ねじって両端をくっつけると、
表も裏がつながって
延々と終わらないマンガができあがるのです。

終わりがはじまりで、
はじまりが終わりになるような物語。

ぼくだったら、こんなのにしたいなと

そういうのを考えてみたので、
いつかこれを面白がってくれそうな
造本家の友人と形にしたいと
ひそかに思っています。

さて、考えた内容はこんなもの。

無限にありがとうを繰り返し続ける
メッセージカードみたいな役割が
作れたらおもしろいなと思って、

まず一コマ目は、
「ありがとう」と感謝を述べているところから。

2コマ目は、
「もう、なんとお礼をしたらいいものか…」
と感謝の念に堪えない表情をして

3コマ目は、
「ほんと、ありが…」といいながら
勢いよくお辞儀したところで
手が近くのお茶の缶にあたって「カン!」

4コマ目で、
床に散らばるお茶っ葉。
やってしまった!
という表情。

5コマ目に、
もう一人の紳士(淑女)が
大した事ないよという様子で
おちゃっぱを小ぼうきでサッサと
片づけてくれる。

6コマ目に、
きれいに片付いてしまう。

ここで最初の1コマ目に戻り、
延々と感謝をし続ける。

という内容。

いつか形にします。

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