worksは8/24に更新しました.

「えがおずかん」報告

3月20日から4月16日までの
BOOKSTANDO若葉台さんでの展示
「えがおずかん」報告。

お金を循環させるために。

まずはうれしいご報告。
黒字化しました。
…わざわざそんなことを書かなくても、
とお思いの方もおられるかもしれませんが、
絵本を作り展示をするにあたって
たくさんのご支援をいただいていたので、
これは共有せねば!と思った次第です。

今回は作品を凝る、ということと同じくらい
お金を作る、ということにかなり力を
入れていました。

というのも、自分のやりたいことを、
届ける相手に(自分にも)満足いくように
形にしようと思うとき、
必ずお金が必要になるんです。

いままでは、貯金を切り崩し、
好きな表現にお金を使う。

そして、お金がなくなる。

そこで、また貯金を切り崩し、
好きな表現にお金を使う…

そして、お金がなくなる。

…以下無限ループ。
これってどう考えても健全じゃない。

過去の自分は、そうでした。
お金はクライアント仕事を受けたときに
稼ぐものであって、
自分から発信した活動は、
最悪赤字でもいとわない。
トントンなら良し、利益が出ても
お小遣い程度で大満足。

だけど、そのやり方では、いつまでも
続けることができないんです。
使った分は、しっかり回収すべきだし、
それ以上に、次の活動資金くらいは
利益を出しておくことが「続ける」ための
最低条件なんだと、近頃は痛感しています。

お金をもらう!という修行

もともとが
「自分がお金をもらうなんて…おこがましい」
という謎の心構えをもっていたので、
それをリセットするために、
「お金をもらうことを自分で許可する練習」を
することにしました。

つまり、ちゃんとお金をとれ!
と自分にムチをうち、言い聞かせて、
「応援の気持ち」という名目で
いままで一枚500円で似顔絵を描いたところ
8,000円~10,000円まで価格をあげてみました。

ただ、いきなりすぎる感に恐れをなして、
そこに絵本やグッズを盛り込んだセットにして
5,000円やそれ以下の金額設定も作りつつ。。

結果として展示前の「応援の気持ち」販売と、
展示中の売り上げとの合計は70万円ほど。
そのうち経費が30万強ほどでした。

ともあれ、次の活動資金を
残すことができた。
ということが自分にとって、
ものすごく大きな可能性を未来に残せたと
そんな気持ちです。

嬉しい経費と、失敗の経費

経費の1/3は、会場でもある本屋さんの
手数料なんですけど、
ほんと手数料って言い方良くないなと思うんです。
「感謝代」「応援代」「お布施」の方が
気持的には合う気がします。

尊敬と敬愛で仰ぎ見ているような存在と
一時でも同じ目線で時間を過ごせたのは
かなり尊い体験でした。
それに見合うだけの(と思う)金額をちゃんと
お渡しできたのは、とても嬉しいことでした。

失敗したこと。

失敗だったのはグッズをつくったこと。
応援してもらうには、なにかお返しとして
見合うものが必要だ、
…というか、ないと不安だったので、
グッズを作ったのですが、
結果として、ものすごく売れ残りました。

最も売れたのが絵本。
展示前にすでに100冊以上が売れ、
展示で売れた分ともろもろ合計180冊ほど。
10,000円のセットも完売。
8,000円の似顔絵原画も完売。

で、もう一度言いますが、グッズが
ほとんど売れませんでした。

グッズは経費のうちの1/3弱という驚異的な
金額をたたき出しているにも関わらず
ほぼ利益に貢献できていないという結果でした。

おそらくグッズ作らなくても、
売上はそこまで変わらなかった気がします。

自分の絵だけではお金がとれない、と
恐れをなした結果でした。
もっと自己肯定感を持てていたら、
こんなことにはならなかったかも。

つまり、この結果が分かっていれば
もっと利益を出せたということです。
失態でした。

次回は活かします。

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