「えがおずかん」報告
3月20日から4月16日までの
BOOKSTANDO若葉台さんでの展示
「えがおずかん」報告。
*
お金を循環させるために。
まずはうれしいご報告。
黒字化しました。
…わざわざそんなことを書かなくても、
とお思いの方もおられるかもしれませんが、
絵本を作り展示をするにあたって
たくさんのご支援をいただいていたので、
これは共有せねば!と思った次第です。
*
今回は作品を凝る、ということと同じくらい
お金を作る、ということにかなり力を
入れていました。
というのも、自分のやりたいことを、
届ける相手に(自分にも)満足いくように
形にしようと思うとき、
必ずお金が必要になるんです。
いままでは、貯金を切り崩し、
好きな表現にお金を使う。
↓
そして、お金がなくなる。
↓
そこで、また貯金を切り崩し、
好きな表現にお金を使う…
↓
そして、お金がなくなる。
…以下無限ループ。
これってどう考えても健全じゃない。
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過去の自分は、そうでした。
お金はクライアント仕事を受けたときに
稼ぐものであって、
自分から発信した活動は、
最悪赤字でもいとわない。
トントンなら良し、利益が出ても
お小遣い程度で大満足。
だけど、そのやり方では、いつまでも
続けることができないんです。
使った分は、しっかり回収すべきだし、
それ以上に、次の活動資金くらいは
利益を出しておくことが「続ける」ための
最低条件なんだと、近頃は痛感しています。
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お金をもらう!という修行
もともとが
「自分がお金をもらうなんて…おこがましい」
という謎の心構えをもっていたので、
それをリセットするために、
「お金をもらうことを自分で許可する練習」を
することにしました。
つまり、ちゃんとお金をとれ!
と自分にムチをうち、言い聞かせて、
「応援の気持ち」という名目で
いままで一枚500円で似顔絵を描いたところ
8,000円~10,000円まで価格をあげてみました。
ただ、いきなりすぎる感に恐れをなして、
そこに絵本やグッズを盛り込んだセットにして
5,000円やそれ以下の金額設定も作りつつ。。
結果として展示前の「応援の気持ち」販売と、
展示中の売り上げとの合計は70万円ほど。
そのうち経費が30万強ほどでした。
ともあれ、次の活動資金を
残すことができた。
ということが自分にとって、
ものすごく大きな可能性を未来に残せたと
そんな気持ちです。
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嬉しい経費と、失敗の経費
経費の1/3は、会場でもある本屋さんの
手数料なんですけど、
ほんと手数料って言い方良くないなと思うんです。
「感謝代」「応援代」「お布施」の方が
気持的には合う気がします。
尊敬と敬愛で仰ぎ見ているような存在と
一時でも同じ目線で時間を過ごせたのは
かなり尊い体験でした。
それに見合うだけの(と思う)金額をちゃんと
お渡しできたのは、とても嬉しいことでした。
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失敗したこと。
失敗だったのはグッズをつくったこと。
応援してもらうには、なにかお返しとして
見合うものが必要だ、
…というか、ないと不安だったので、
グッズを作ったのですが、
結果として、ものすごく売れ残りました。
最も売れたのが絵本。
展示前にすでに100冊以上が売れ、
展示で売れた分ともろもろ合計180冊ほど。
10,000円のセットも完売。
8,000円の似顔絵原画も完売。
で、もう一度言いますが、グッズが
ほとんど売れませんでした。
グッズは経費のうちの1/3弱という驚異的な
金額をたたき出しているにも関わらず
ほぼ利益に貢献できていないという結果でした。
おそらくグッズ作らなくても、
売上はそこまで変わらなかった気がします。
自分の絵だけではお金がとれない、と
恐れをなした結果でした。
もっと自己肯定感を持てていたら、
こんなことにはならなかったかも。
つまり、この結果が分かっていれば
もっと利益を出せたということです。
失態でした。
次回は活かします。
2023/06/01