worksは8/24に更新しました.

お金と遊ぶというチャレンジ

3月20日からはじまった展示。
これまでのように、作品をつくって展示する。
ということだけじゃなくて、今回は
かなり「お金」を意識して進めてきました。

自分の好きなことだからこそ、
健全に続けて生活していきたい!

そう思えば思うほど、
お金がガソリンであるという感覚が
ひしひしと身に迫ってきまして。

自分のポンコツ単葉飛行機が
ブルブルとオイルをまき散らしながら、
なんとか低空飛行で飛んでいく
というイメージを
いつも思い浮かべています。

なので、お金に対して憎き敵みたいな
気持ちでいたのですが、
あるときふと、いつも作品を作るときにする
たのしい創意工夫を
お金を生み出すことにも使ってみたら、
もしかしたら、お金と付き合うことも
楽しめるのかもしれない。

どうせ付き合うお金なんだから、
楽しく仲良くやっていきたいではないか。

そういう気持ちで、
展示の計画をスタートしました。

まずは展示するための資金をどうやって
用意するか…と。

計算すると余裕で20万くらいはかかるんです。
これまでの慣例として、
「稼ぐのはクライアントワークで、
自分発信の表現は赤字もいとわない」
みたいな刷り込みがあったんです。

ただ、自分発信の表現を
ちゃんと稼げる仕事にしたいというのが
今回の目標なので、展示準備で働いた分の金額は
利益として残したい。。

そのためにまず、できるだけ
たくさんの仲間を集めたい、と思い
「#えがおずかん」というタグを作って
投稿してくれた方の写真をできるだけ多く
そして無料で描かせていただくという企画を
はじめました。

展示名もえがおずかん、にして
その絵を1冊にまとめて絵本にしよう!と。

描かせていただくことで、
たくさんの方を企画に巻き込んで
仲間になってもらおうということを
3か月くらい続けました。

絵本の内容は、これまで長年「描きたい」と
思っていたテーマがあったので、
それがパズルのピースのように
「えがおずかん」にはまって!
さながら灯明がさした気分。

**

以降たくさん絵を描くことになるんですけど、
描くのは絵本に載せる絵だけじゃないんです。

・企画に参加してもらうのも、
展示自体のことをお知らせしていくうえでも、
なんか面白そうだな、と
思ってもらえることが大事なんですけど、
そのために告知の絵を描いてデザインしたり…

・資金を集めるうえで、
応援をいただくという形をとりつつも、
応援していただきやすくするために
グッズも作って展示前に販売するのですが…

できるだけ多くの方の気持ちを動かすための
絵作りをかなり意識して取り組んでいました。

普段、ご依頼を受けて絵を描くときは、
ご依頼いただいた会社さんに満足してもらう
ところで終了していたのですが、
実際にはその先でどういう効果があったのか、
というところが本質なわけで。

自分の絵を通して、どれだけの人が
動いてくれるのか、
どれだけの力を自分は持てるんだろう、

失敗するのも、うまくいくのも、
全部じぶんの責任でやっていると
そのあたりの実感を痛いほど感じながら
形にしていきました。

これは本当にどんな勉強よりも、
勉強になっています。

**

結果として、#えがおずかんには1000件を
超える投稿をいただき、
応援も、目標としていた1.7倍くらいの
金額として集めることができ、
無事展示を開催することができました。

これからの目標は
展示の中でもちゃんと稼ぐこと。

そのためにイベントをたくさん作り、
ある程度高額な商品も用意して、
挑んでおります。

最初に集めた応援の金額を
減らすことなく、展示を終えたい。

すると、一度展示に使ったお金が
また次に面白いことをする資金として
生まれ変わるんです。

うわー、次なにしよう!
いまからワクワクがとまりません。

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