worksは8/24に更新しました.

えがおずかん

「えがおずかん」という本を
作ろうと思っています。

ずかん、とはいっても、
学問的な迫り方ではなくて
エモなとらえ方で、一篇の詩を書くつもりで
まとめようと思っています。

えがおって、ほんとに多種多様で
笑いと笑みの違いとか、
幸せな笑顔から嘲笑の笑顔まで、
ちょっとやそっとでまとめることは
むずかしい。

だから、ぼくなりの視点で
切り取ることにします。

それは、「体から湧いてくる」笑顔。

そもそも、ぼくは笑顔を作ることが
とても苦手。

さっきまで柔和な気持ちでいたとしても
カメラを向けられたとたんに表情が
こわばってしまうんですよね。

だいたい、わらって!とか、ほら暗いよ!
と言われるので、
笑顔になろうとするんだけど、
ぜんぜん笑えない。
大人になってからというもの、
まともなポートレートがないのは
このぼくの残念な性質によるものなんだなと
あきらめています。

ただ、高校生の頃の卒業アルバムを見ると
いつ撮られたのか知らないぼくが笑っている写真
があって、その横に「秒殺スマイル」という
キャプションがつけられているではないか。

自分のことなので、自分でほめるのは
恥ずかしいけど、
証拠があるれっきとした事実なので
そこはあえてこの作文にさらしておこう。

つまり何が言いたいかというと、
写真に撮られている意識がないときは、
自分でも知らないうちにいい笑顔を
しているということ。

自分で笑顔が苦手だと思っていても、
自然な笑顔というのは、
笑顔の方から勝手にやってくるらしい。

自分のことなのに、
自分じゃないみたいだなと思うんです。

ほんと、どこからやってくるんだろう?

気がつかないうちに心臓がどきどき
打っていたり、
食べたものがどうやって消化されて
栄養だけ吸収しているか分からないように
自然な笑顔も、
体の方からひとりでにやってくる。
自分のなかに、自分の意識とは別の命が
ぐんぐん生きている。

自分がひとつだ、とは思えない、
一筋縄にはくくれないけれど、
気分も、健康も自分とは別の命の活動
ってかんじ。

そこで、
笑顔の出どころを、体のなかから
分かりやすく8個に分類してみました。

●目で見て笑顔。

●食べて笑顔。

●耳で聞いて笑顔。

●触れて、さわって笑顔。

●体を動かして笑顔。

●なんにもなくても笑顔。

●変顔して笑顔。
(これはあったら楽しい
テーマだろうなと思って)

●寝ているときも笑顔。

本当は、もっと複雑だし、
複数の要因があるんだろうけど、
ま、わかりやすく、ということで。

笑顔は作るものじゃなくて、
もうすでにここにある。
いつでも笑顔はあなたの体のなかで
待っているんです。

« »

サイト管理