worksは8/24に更新しました.

らぶらぶ

LOVEとかラブラブとか、
ハートマークって女子のって感じだけど、
なぜ男子の「好き」は
LOVEじゃないのか、と疑問に思う。
 
なにか可愛いものなど見た時に
男子が「LOVE」と言った瞬間、
ヘンタイという烙印が押されます。
 
男側だって口には出さないけど、
恋をすれば心はLOVEなのに、と思う。
ときめき感とかめろめろ感が
どうにも出しにくいんだぜ、男って。
そのへん、不平等ですね。
 
「そんなの人によるって、
あたしらでも”LOVE”だなんて
柄じゃないのいっぱいいるし。」
 
という女子側の意見もあるけれど、
男子のLOVEは全土に渡って、
一般的に受け入れられ難い。
 
マルセル204
 
どうしてこんなことを
書くのかというと、テレビドラマで
「マルセル少年とプロヴァンスの思い出」を
見て、主演のリチャード・オワリーに
ついうっかりLOVEみたいなことに
なってしまったからです。
 
原作者であるマルセル・パニョルの
自伝的ドラマで、彼が十代はじめ頃に
体験した物語なのだという。
 

 
成績優秀で学校に入学するけれど、
しだいに勉強することを諦めてしまう。
 
なぜなら勉強できる奴は、敬遠されるのだ。
皆とうまくやるには、適度にもふざける。
とても仲間を愛するやり方なのだけど、
一気に下がった成績をみて、
先生と両親は愕然とする。
 
この子は知恵遅れなのかも、と。
でも友人は彼に一目おいていて、
「君は利口だよ。
成績は一番でもなければビリでもない。
皆と笑い合うが、
笑われる側にはならない。」という。
 
そんな中、成績一番の少年が、
妬まれて殴られた。
仕返しをしなければ、と
マルセルはいきり立つ。
 
けれど、喧嘩がバレたら、
学校からも親からも、さらに
手ひどい罰を負うことになる。
 
ぼくは見ていて、やめろやめろと
どきどきした。友人も早まるなと止める。
 
でも彼は聞かない。
 
本当の気持ちに従うことと、
周りからの罰則や立場を恐れること、
彼は迷うことなく前者を選んだ。
 
その時の彼の表情に、
あたしはすっかりぞっこんでした。

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