worksは8/24に更新しました.

稼ぐ人

お金の計算をしていると、
ついつい、
つまらない考えになってしまう。
 

 
作るお金と、売るお金、
それから実際の売上はどれだけか。
これがちゃんと利益になるように
図るっていうのは、
お店をやっている人なら
ごく当たり前に考えていること。
 
でも自分にしてみると
なんとも不慣れ。
 

 
「捕らぬ狸の皮算用」という
ことわざがあるけれど、
頭の中での計算というのが、
これが本当に頼りにならない。
 
計算上では、
必要最低限の金額として
材料費などを計上するんだけど、
実際のところは、試作をつくったり
予備で多めに素材を仕入れたり
あとは送料とかなんとか、
そういう細々した金額が嵩んでいき、
結局予想よりオーバーしてしまう。
 
売上もついつい、「完売」を
当然の目論みとして計算してしまい
値段もそこそこにつけてしまう。
 
あとになって、
これじゃあ全く採算とれない
ということに気がつく。
 
ものすごく単純なことを
しているはずなのに、
なかなか簡単にはいかない。
 

 
加えて予算も底をついてくると、
スリルを増してくる。
 
半分は落胆しながらも、
さあ、これをどう切り抜けようか、
とわくわくしたり。
(「創造の狂気ウォルト・ディズニー」
を読みながら自分を励ます)
 
そういえば、じぶんは「作る人」という
自覚ではあるような気がするけれど、
「お金を稼ぐ人」という心づもりには
なったことがなかった。
 

 
恵文社で展示をしたとき、
雑貨コーナーの販売の様子と
スタッフさんを眺めながら、
ああ、この人たちは「お金を稼ぐ人」たち
なんだなあ、とおもって
感銘を受けたのを覚えています。
 
ギャンブルな感じは一寸もなくて、
狙いすませた一流のスポーツ選手が
次々と点を重ねていくような、
それから、
絶対に損なことはしないという
鉄壁の守りのような…、
そうなんです、
感銘を受けたのです。
 

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