worksは8/24に更新しました.

撮影

映像を撮影していると
慣れていないためか、カッとなりやすくなる。
 
車で15分ほどの丘陵で
撮影しているのだけど、
映像を撮って編集するなんていうことは
ほとんど、というか
まったくしないので、
いきなり絵コンテを描いて
「これをこう撮ればこうなる」みたいな
計画立てが全然できない。
 

 
したがって、
一度試しで撮って、家に帰ってから
何となく編集をして様子をみる。
 
すると「文字の見え方が小さすぎる」とか
「画面が暗い」とか、「光飛びすぎ」とか
「風吹きすぎて酔いそう」とか、
そういう問題が立ちはだかってくる。
 
それを考慮に入れて、
ふたたび撮影に出掛ける。
 
すこしづつ構成を決めて
起承転結風に撮ろうとするのだけど
一人だとどうしても無理があることに
気がついた。
日陰をつくる人、
風をよける人、
カメラの画面を覗いて調整する人、
撮りながら作品を動かす人、
手タレ(手の出演)、など。
 
これを一人でやろうとすると
絶対に無理が生じて
日陰をつくると
風で作品の一部が飛ばされたり
ズームしながらは手タレは出来ないし、
ああ、もう!となって、
思わずカメラを破壊しそうになる。
 
我慢するが、憤りのやり場に困って
地面をドシドシ踏みつける。
近くのトンボをはたく(しかし空振り)。
 

 
ところで、さほど人のいない広場で
撮影をしていると、散歩のおじさんたちの
目を引くらしい。
いずれの方もにこやかな表情で
近づいてくる。
 
「今日もやってるんですね」
と初めて見る人から言われて
びっくりする。
 
「一昨日も遠くから見ていて、
気になっていたんです」という。
 
背筋から変な汗が出る。
もしかして
「地面ドシドシ」や
「トンボの空振り」なども
見られていたのではあるまいか。
 

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