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明るい悩み

youtubeをみていてたら上野千鶴子という人が
突然出てきて、なんだこの人はと思った。
 
社会学者で東大の名誉教授、NPOの理事長を
しているとだけ聞いても、ちょっとよくわからない。
 
だけど、なにが「なんだこの人は」かというと、
ラジオ番組や、対談で、徹底的に議論をふっかける
天才なのであること。
社会学者としては、あるいは研究者としては
議論は正しい態度だ、という。
 
そりゃそうだけど、
普段人と会って話していると
なるべく人の輪を乱さないとか、
仲良く、人を傷つけない、嘘ではないお世辞もすこし、
なんていうことを、ついしてしまう。
彼女はこういう「やさしさ」とは、
あえて距離を置いている。
 
でも自分の理想にはそぐわない現実というか、
もう一方の視点からみた反対意見っていうのは
なかなかうけとめがたい。
 
個人的な立場からすると、時には怒ったり、
悲しんだり、無視したり、要するに
それ以上、思考停止状態にしてしまいたくなる。
 
けれど、学者の視点、というちょっと距離をおいた
立ち位置でいれば、
その理想が心地よかろうが、
気持ち悪かろうが、
議論して客観的な良さを探ることが
本質であることがわかる。
 

 
そんな面白い人がいるから…
じゃあ、このyoutubeをずっと聞いていれば
自分も、何かがよくわかるのか、というと、
そうでもない。
 
お客さんとしての、「単なる聞いているだけ癖」
がついてしまって、自分で考えることが
なかなか難しくなる。
 
耳からイヤホンを外すと、あれ、なんだっけ
と、突然まっしろになる。
聞き流し癖がついて、人の話も、よほどの
興味がなければ、ぼーっと話を聞いてしまう。
 
聞きすぎるのも、よろしくない。
自分で考えることが大事。
 
考えることが、深い悩みであればあるほど、
考える意味もまた深い。
 

 
ディズニーの「クマのプーさん」に
“think,think,think”
というセリフがあって、しかめつらで頭を抱えて、
悩む姿が印象的に記憶に残っている。
 
考えることは苦手であるが、好き。
だって、立ち止まって考えることは、
なにも、悩む「ため」ではない。
 
プーのように、しかめつらが、ぱっと
明るくなって、「oh,yes!」を
見つけるのが、考える本来の目的。
 
自分に見えている景色が、
明るく変わる、ということが
「考える」「作る」ことの一番の目的。
 
話し合いや議論も、双方客観的に
「良きに変える」ことをわかっていなければ、
議論の途中で、「怒り」や「悲しみ」が
議論の巨大な壁になる。
 
最初の話にもどるけど、
上野千鶴子は徹底的に考える良さを
気づかせてくれる。

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