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かおの逆さはおか

単語って変だなあと思います。
たとえば「すわる」という言葉があって、
それは動作だけを示しています。
誰が、どこで、いつ、とか、そういう
余計なものがなくて、
純粋に「すわる」ってものしかない。
 
でも、これを絵で表そうとすると、
人なんかが出てきて、
椅子かなにかにすわっている絵に
なります。
 
「たのしい」とか「かなしい」も
同じように、言葉でなら、
それ単体でも伝わるのに、
絵にするとなると、
その感情を表す人やら状況も
一緒に描かないと伝わらない。
 
おかもち128
 
要するに、単語には、読んだ人が
その単語に関連するいくつもの情報を
頭の中で補完させ
自動的に引き寄せる性質が
あるんだと思います。
 
「目」といっても、
頭の中で思い浮かべると、
だれかの顔があって、そこに目がある、
と想像してしまう。
 
顔といっても、なんとなく、
人間の胴体にくっついてる状態の
(つまり自然な状態の)顔を
思い浮かべます。
 

 
さて、ここからが本題です。
 
もしも、言葉の内容を
ダイレクトに絵にしたら、と
考えてみます。
 
目だったら、目だけ、ぽつんと描く。
髪の毛だったら、かつらみたいに、
髪のとこだけ描く。みたいな。
ちょっとシュールですよね。
 
そういうふうにして、絵を言葉に
即してそのまま描いてみるというやり方で
作られるあそびがありました。
それが判じ絵です。
ちょっとここを見てみて下さい。
 
ある単語をぶつぶつにちょん切って、
その同音語をむりやり絵に描いて、
「これはなんと読むか」と当てるなぞなぞです。
 
面白いのは、ことばをそのまま絵に
適応させているところ。
だから不自然に切りとられて、
奇妙な世界観が生まれています。
 
ちなみに、今日描いた絵も判じ絵。
逆さまの顔を持っているから
おかもち」。

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