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同じ?違う?

電車に乗っていると、
いろんな人がいる。

その人たちを見ていると、
おもしろいなあと思う。

外見を見ると、この人は
こんな感じの人なんだろうな
と想像がつく。

実際は分からないけど、
想像は膨らむ。
この人を突然脅かしたら、
どんな反応するかな?とか、
実は友達だったら、
こんな話をするなとか。

一緒に住んだらどうかな、とか。
この人がもし、この職業だったら、
似合うかな、とか。

それは何かというと、
それぞれの人の「違う」面を
みている。

逆に、お医者さんが、
患者を診るというのは、
患者さんによって、内臓の種類が
全然違うとか、
この人は心臓が足にあるから…
なんてことはなく、
基本的には人は同じものとして
みている。

なにかの統計を取るときも、
数字として人を捉える。
これも、同じ「人」が1000人いる
みたいな記号として見ている。

人は、見方によってはみんな違うし、
違った見方をすれば、みんな同じ
でもある。

ここからは、人じゃなくて
文字の話。

文字の場合、
記号としてとらえるのは
作家側。

手書きの文字でも、
パソコンのデフォルト文字でも、
デザインされた文字でも、
基本的には、同じ内容。

性格や、トーンとしてとらえるか、
そこからはデザイナーの仕事
というかんじ。

一時期、2012年をピークにして、
言葉や字形の性格トーンに注目にして
作っていた事があったけれど、
そういうことに、
また興味をもたざるをえない
気がしてきた。

気分的な話なんだけど。

だけど、
いくらトーンが変わっても、
記号的な文字の意味とか、
おもしろさがつかめていないと
意味がないと思っているので、

「記号論への招待」を
ちゃんと読もう。
読むのをさぼっていたから。

そのあとで、
文字が服を着ているとか、
こんな性格の文字とか、
気分を醸し出すことを
いろいろ試したいな。

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