くうきの本について
今年の目標は「わくわくを形に」。
これを年始にメモをしていたのですが、
あれ、もう5月!
ただ、ただ、驚いています。
特に形にしたいと思う3つについて、
作文に書こうと思います。
その1は前回の「ことばけ」。
(ことばけについて気になる奇特な方は、
このサイトの右下にある検索ボックスに
「ことばけ」と入力すると
これまでに考えた作文がいくつか出ます。)
そして、今回は補集合の本について。
まずは、こちらのページをご覧ください。
*
表紙に穴があいた本。
文章に穴を重ねると、
あることばが浮き上がってくるという
仕組みです。
※2013年発刊で販売していましたが、
在庫がなくなり今は取り扱っていません。
これをもっと読み応えのある
1冊として再編しようではないかという
試みです。
*
この本の仕組みは、
”文章のかたまりを読んでも
見えてこないけど、
表紙の穴をかぶせると、
ぱっと「あることば」が浮かんでくる”
というところに、面白みがあります。
例えるなら、
満点の星空を眺めているときは、
どこに、どの星座があるか
分からないけど、
「ほら、あそこと、あそこと…」
と教えてもらえると、
「あ、ほくとしちせいだ!」
と見つけられる。
みたいな感覚です。
つまり、
そこにあるはずなのに、
見えてないもの。
言い換えると、
「見えていないけど、そこにあるもの」
を感じてもらうには、
もってこいの仕組みだなと。
*
その題材として、
「くうき」をぼくは選びました。
くうきは、どこにでもあるのに
見えていない。
寝ている間さえも
ずっと呼吸しているし、
一般知識として空気の概念は
今の人はよく知っている。
(空気という存在自体が、
信じられていなかった時代も
あったんですよね。)
それなのに、
知識とか抽象的な意味ではなく
実感として、
空気をどれだけ体感したり
イメージできているか、
というと、これはもう全くなのでは
と思います。
研究者でもないのに
空気について考えるなんて
よっぽどひま…笑
というか、そんな発想も
思いつかないくらい、
多くの方々は日々のニンゲンの暮らしに
いそしんでいる。
*
好きな本である
「T・S・スピヴェット君 傑作集」
という本(どうしても読み切れない…)
を原作とした映画「天才スピヴェット」の
なかで、印象に残るシーンがあって、
…
(あ、作文を書く時間が
タイムアップしてしまったのです、
続きはあした。)
2021/05/12