2022.12.27

えがおずかん

「えがおずかん」という本を
作ろうと思っています。

ずかん、とはいっても、
学問的な迫り方ではなくて
エモなとらえ方で、一篇の詩を書くつもりで
まとめようと思っています。

えがおって、ほんとに多種多様で
笑いと笑みの違いとか、
幸せな笑顔から嘲笑の笑顔まで、
ちょっとやそっとでまとめることは
むずかしい。

だから、ぼくなりの視点で
切り取ることにします。

それは、「体から湧いてくる」笑顔。

*

そもそも、ぼくは笑顔を作ることが
とても苦手。

さっきまで柔和な気持ちでいたとしても
カメラを向けられたとたんに表情が
こわばってしまうんですよね。

だいたい、わらって!とか、ほら暗いよ!
と言われるので、
笑顔になろうとするんだけど、
ぜんぜん笑えない。
大人になってからというもの、
まともなポートレートがないのは
このぼくの残念な性質によるものなんだなと
あきらめています。

ただ、高校生の頃の卒業アルバムを見ると
いつ撮られたのか知らないぼくが笑っている写真
があって、その横に「秒殺スマイル」という
キャプションがつけられているではないか。

自分のことなので、自分でほめるのは
恥ずかしいけど、
証拠があるれっきとした事実なので
そこはあえてこの作文にさらしておこう。

つまり何が言いたいかというと、
写真に撮られている意識がないときは、
自分でも知らないうちにいい笑顔を
しているということ。

*

自分で笑顔が苦手だと思っていても、
自然な笑顔というのは、
笑顔の方から勝手にやってくるらしい。

自分のことなのに、
自分じゃないみたいだなと思うんです。

ほんと、どこからやってくるんだろう?

*

気がつかないうちに心臓がどきどき
打っていたり、
食べたものがどうやって消化されて
栄養だけ吸収しているか分からないように
自然な笑顔も、
体の方からひとりでにやってくる。
自分のなかに、自分の意識とは別の命が
ぐんぐん生きている。

自分がひとつだ、とは思えない、
一筋縄にはくくれないけれど、
気分も、健康も自分とは別の命の活動
ってかんじ。

*

そこで、
笑顔の出どころを、体のなかから
分かりやすく8個に分類してみました。

●目で見て笑顔。

●食べて笑顔。

●耳で聞いて笑顔。

●触れて、さわって笑顔。

●体を動かして笑顔。

●なんにもなくても笑顔。

●変顔して笑顔。
(これはあったら楽しい
テーマだろうなと思って)

●寝ているときも笑顔。

本当は、もっと複雑だし、
複数の要因があるんだろうけど、
ま、わかりやすく、ということで。

笑顔は作るものじゃなくて、
もうすでにここにある。
いつでも笑顔はあなたの体のなかで
待っているんです。