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いのちのかまどのスス払い

小学生のころに流行った冗談で、
「いまなにしているの?」
と聞かれて、正直に答えたくない時に
「息してる。」
というスカし方がありました。

それくらい、息をしているって
当たり前だと思っているのですが、
よくよく考えると
呼吸って、なにをしているんだろう?

再び三木成夫氏を引用しながら。

哺乳類は、蛙などの変温動物とくらべて
ものすごい量の酸素を必要とするのだそうです。

体を動かしたり、体温を維持したり
生きていくのにほとんど常に、
筋肉はうごいている。

そんな体のなかを比喩するなら、
「かまど」なのだそう。

外から燃料と空気を取り入れ、
それをいのちとして燃やし、
燃やすともくもく煙が出る。

さながら、蒸気機関車といったイメージで
しゅしゅっぽっぽっと、呼吸をしている。

前回も書いたけれど、
呼吸は半分がオートメーション。
もう半分が意識によってできている。

全部がオートメーションの
心臓は、意図的に鼓動のリズムを
変えられないが、
呼吸は吸おうと思ったタイミングで、
吸いたいだけ吸える。

逆に、
オートメーションが半分なので、
意識がないと呼吸は浅くなる。
そして、意識が別のことに集中しても、
呼吸は浅くなる。

つまり呼吸は、
意識に半分の権限を掌握されているので、
意識が呼吸に向かないと、
息の量は少なくなる。

そうなると当然、体の中の火は弱まり
同時に、煙が体内に充満していく。

これが息が詰まる、という状態
なのだと思います。

そこで、
体の中を掃除しないといけないのだけれど、
三木さんは、それも呼吸で、という。

呼吸不全で溜まった煙でススだらけに
なった体を掃除するのも、
また呼吸なのだそうです。

燃えカスをゆっくり吐きだすように、
そして、新鮮な息をたくさん取り込んで
体のなかのいのちのかまどを、
しっかり燃やして、
きれいに保つことが大事とのこと。

昨日も、呼吸についての作文を書いたので、
さすがに実践してみようと、
意識して深呼吸をたくさんしていたら、
ほんとうに、疲れにくくなったんです。

慢性的なだるさも、いつもより控えめな
感じにおもえて。

ただ、息を意識するだけという
簡単なライフハックとして、おすすめです。

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