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今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

言葉が持つ実用性について2

ことばでの表現が
「実用的」になるって、
どういうこと?
 
と思っていて。
 
いきなりだけど、まずは、
この作文を「実用的だな」と
思わせてみたい。
 
さて、そのために
どんなことを提示すれば
いいんだろう。
 
言葉の話題からなるべく離れずに、
「役立てられる」内容を探してみたい。
 

 
「文章で」「役に立つ」
で、思い付くのは、
ビジネス書とか、ライフハック的な
処世術みたいなこと。
 
ぼくは近頃になって
言葉に関する研究に興味が
湧いてきたので、
論文などの文章をつまみ読みして
いるんだけど、
そこで、たまーに、
ライフハック的な内容と出会う。
 

 
その名も「ターン交替」。
 
超簡単に説明すると、
会話する際の合図のことを
ターン交替という。
 
会話をする時にターン交替が
程よくできると、お互いに
快適なお話ができるらしい。
 
なんの合図かというと、
「ここからは、あなたが
しゃべる番ですよ」
という合図を会話の中で示すこと。
 
会話が得意ではない自分は
これを読んで、なるほどなーと。
 
会話していると、
・言いたいことが思いついたけど、
しゃべる隙間が見つからない。
・話したけどオチがなかった。
・自分の話が広げられなかった。
・相手の話だけで終わった。
 
という苦い経験がある。
 
話題の引継ぎや、主導権の渡し合いが
上手にできたら
会話って楽しくなるよなあ。
と確かに思う。
 
じゃあ、具体的に、ターン交替の合図とは
どんなものなんだろう?
 
梶原しげるという元アナウンサー
の言葉を借りると、
「!」(次の話を促進させる
リアクションとして)
「なるほど」「あなたが?」
「それから?」
「答えはAだ!」(話はこれで
終わりという合図として)
「ハハハハ」「……」など
――視線、うなずき、名指し、
問いかけ、断言、笑い、沈黙。
 
これらが「会話の順番を相手に明け渡す」
サインとなり、会話が引き継がれ、
その過程で感動や驚きが共有され、
共感や合意が生まれ信頼感が育まれる。
 
…こういう内容と出会うと、
得をした気分になれる。
 
実践のためのお金のようなものだ。
お金を持っていれば、モノが買えるように、
知っていれば実践できる。
 
こうした作文が、知識と実践の
仲介代理人として役に立ってくれる。
 

 
さて、一方で、
役に立つ、というのは
手紙を書く、メールを送るなど、
文字での「コミュニケーション」に
実装素材として使えるもの。
 
ナンセンスの実用性を
「不思議な国のアリス」を書いた
ルイス・キャロルの「少女への手紙」から
次回紹介します。
 
(なぞなぞとかもそうだなー。)

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