論理的思考を楽しむ絵本
なにも書くことがないときは、
かわりに絵本の草案でも書きます。
テーマは論理的思考。
5歳くらいの子に、論理的思考を
たのしんでもらうには、
どうしたらいいんだろう?
*
そもそも論理的思考がなにかというと、
ものすごく端的にいえば
「~ということは…」というキーワードを
入れて考えること。
なにかの要素をいくつか見つけて
それらから推測して、
「ということは」と予測を導き出す。
つまり、原因と理由を発見する。
「なんとなく」とか「特に理由はないけど」
というのは論理的思考とは言わない。
こういう原因で、これが理由だから、
とはっきりと自分で把握していること。
*
どういう状況か、
いくつかシーンを考えてみます。
*
ひとつは、デパートかなにかにいて、
まわりの人の様子をみながら
「いま、そとはどんなてんき?」
と質問を投げかけてみる。
周りの人をよーく見ると、
長靴を履いていたり、
傘から水が滴っていたり、
子どもがカッパを着たままだったり…
天気を知るためのいくつかの要素を
探して、みつけたら、
「ということは…」といいながら
ページをめくってみると
外の様子がわかる絵が見開きであって
「雨がふっている!」
と分かる。みたいな。
*
ほかには、
隣の家に引っ越し屋さんがきていて、
せっせといろんなものを運んでいる。
「どんなひとがひっこしてくるかな?」
と質問を投げかけて
よく見てみると、
はこんでいる荷物から察するに、
「ということは〇〇だ」!
みたいな。
*
友だちの家に遊びに行ったとき、
玄関に沢山の靴があって、
「なんにんのともだちがいるかな?」
みたいな。
行ってみたら、足が10本ある
イカくんだった!みたいなスカしたネタが
合間にあってもいいかも。
*
温泉に行って、
服を脱ごうとしたときに、
先に入っているひとがいて、
その人の身に着けているものを
みたときに、
「さきにはいってるのは、どんなひと?」
と質問。
たとえば、レンズが20個ある不思議な
メガネがあったり、
「んーということは…?」
みたこともない、宇宙人が
おじいちゃんみたいな顔で、
気持ちよさそうに温泉に
つかっていた!
みたいな。
*
最初はまともに、推測していくんだけど、
どんどん想像を超えて来るような
展開になるとおもしろいかなと思います。
などなど、来年に向けて、ちょっとずつ
絵本も進めております。
また、作文に書くことがないときは、
進展を書きます。
2021/08/03