歴史の勉強
昔のことをよく知らない。
昔ばかりでなくて、
今の事もよく分かっていないんだけど、
ちょっと知りたいなと思って
「英米絵本史」なる本を読むと、時代は
なんと1700年代にまでさかのぼる。
300年前なんて全く想像も及ばない。
100年くらい前だったら、
写真が残っていたりしていて
何となく当時の雰囲気を想像できるけど。
当時は絵本というものが、
どういう存在だったのか。
印刷には、どんな技術があったのか。
どんな作家や画家が先導して
時代を作っていったのか。
それから、どういう流れで
絵本が今日まで至ったのか。
一通り目を通しておきたい。
なんとなく、かいつまんで
好きな作家がいて、
なんとなく知っているような気がして
最近の絵本より、昔の絵本の方が
やっぱり「ホンモノ」感があるよなあ、
とか「オシャレ」だなと思ったりする。
ああこれじゃあだめだ!
いつまでたっても呪われたように
同じ場所を何度も行き来する
みたいになるだろうな。
*
ちゃんと勉強しないとなあ。
といって本を読んでみても、すぐ実感に
ならない。わからない。
小学校の頃を思い出す。
算数の分数が理解できなくて
先生に問いつめられた、
「分からないところがあったら
どこか言ってごらん」
沈黙していると
「どこが分からないのか
言ってくれないと、先生もどこを
教えたらいいのか分からないんだよ」
という。
でもどうしても、
(どこが分からないか、
それすら、分からないんです)
とは言えなかった。
ああ。
いま、そんな感じです。
2013/09/30