壁は運を上げる
「うまくいくといいな」
とたいていのことに対して思ってる。
みんなもそうだと思うけど。
だれの、どんなことでも、
うまくいくといいな、と。
ただ、自身以外が権限をにぎっていたり、
おみくじのような天の采配だったり、
自分にはどうすることもできないことには
まず受け入れようということになるんだけど。
なんだけど、せめて自分でどうにかできることに
関しては「良き」に働きかけたい。
*
そこで「運」っていうワードが思い浮かぶ。
運を良くしたい。
だって運がよければ、うまくいくでしょ。
という短絡的な考えなんだけど。
運って、どうやったら良くなるのかな?
そう思ってAudibleでそれらしい本を
探してみると何冊か見つかったので、
読んで(聞いて)みることに。
「運の方程式
チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法」(鈴木祐)という本。
他の本も聞いたけど、
今回はこの本に注目してみる。
聞きながら感じたのは、ぼくが「運」と呼んで
いることは、天から降り注ぐ「ラッキー」とは
ちょっと違うかもしれない。
どちらかというと、運命の舵とりが
自分でできているかどうか、みたいなこと。
運命が「面白さ」というコンパスに向かうように
舵をとる方法があったら知りたい。
ということなんだなって。
*
上記の本には、
そのための方程式があるんだって。
この本によれば、運はただの偶然ではなく、
以下の方程式によって説明できるらしい。
「幸運=(行動×多様+察知)×回復」
まず、行動と多様というところだけど、
すぐできること、とか
いつもやっていることばかりでなく、
やってみて怖い事、やってみたいが
簡単にはできなそうなこと、
あるいはピンチに陥った時の対応、
そんな「多様」にも行動でチャレンジすること。
さらに失敗してもすぐ回復することが
運を引き寄せるという。
冷静に考えたら、打席に立つチャンスが多いほど
うまくいく確率は上がるし、
どれほど失敗しても、日和ったり、
あせったりせず、毎回うまくいくぞという
炎のメンタルを持っていれば、
ヒットの確率はさらに上がる、ということは
想像もたやすい。
理路整然と考え直すと、そんな当たり前なこと、
と思ってしまうけれど。
実際のところ、
無駄に落ち込んで動けなかったり
今はその時じゃないと謎に先延ばしにしてしまう
ことがほとんど。
そんなときでも一瞬で回復し、
丈夫な足腰メンタルで「あ、それ明日にでも
できるかも」って思えれば、
確かに、運命の舵とりとしては最善な気がする。
むしろ、壁にぶち当たった時の方が
多様にチャレンジするチャンスでもある。
つまりピンチとは運がよくなるチャンスだと。
*
ちょうど今日、ぼく自身が著者として
すべての作業を終える「責了」になった
「このかべどうする?」(くもん出版)の内容も
とらえ方によっては運を良くするための
実践的な絵本、といっても過言ではないかも。
壁に出くわしたとき、どんな手を打っていくか
いつもの考え方だけではなく、
答えがひとつじゃないからこそ、
多様な方法を試して、失敗しても、
次のチャレンジにわくわくできる方法を
探すこと。
これ自分自身にも実践しないと。
ぼくがちょっとキツいけど、
やってみようと思っていることを
次回の作文に書いてみよう。
2024/02/17