反対から考えてみると
「心がこもっている」
というのは、
いいイメージがある。
「心がこもっていないよりも、
いる方がいい?」と
もしアンケートされたら
心がこもっている方がいいに
決まっている。と答える。
でも電車でいらいらして、
なにかに言いがかりをつけて
ぴりぴりしている人をみると、
ぼくは、こういう人も
「心がこもっている」
と言えるんじゃないかと思う。
心がこもっているというのを
形式ではない、感情をもって
ありのまま表現することだ
とすると、
何事につけて心をこめて行動
するのは、
いいことばかりではない。
*
独創性や個性は、尊重される
べきだというけれど、
もし個性100%というのがあれば、
これは大変。
その人らしさっていうのは
初対面の人にとっては、あんまり
受け入れがたい。
一般的な共通言語を
持っていないと、
個性は活かされない。
心を込めなきゃいけない。
個性やオリジナル性をおろそかに
してはいけない。
とよく考えたりするけど、
だれかに伝わるように表現を
するときって、その反対のことが
実はものすごく重要なんだと
近頃思う。
。
2017/07/18