ピラニアのいる仕事場
今日は「枕草子」風に書いてみよう。
子猫のいたずら。
観葉植物の葉っぱを噛む。
パソコンのキーボードを歩く。
ディスプレイの角を噛む。
ペンや筆を机から落とす。
絵具を食べようとする。
筆洗の水を飲もうとする。
本を噛む。
歯を磨いているときに
ブラシの柄を噛んで持っていこうとする。
手を噛む、足を噛む。
遊んでも遊んでも暴れる。
絵を描いた紙を折る、破る。
ティッシュもちぎる。
それまで寝ていたはずなのに、
作業を始めようと机に向かうと
起きて机の上で見えない相手と
レスリングする…
*
こういうのを書き出すと
キリがないんですけど。
そして、叱ってもやめず、
繰り返すんです。
まるで「高いところに
ボールをおいておくとボールは落ちる」
くらい、どうしようもない
重力のような現象に思えてきます。
ボールを落とさないためには、
はじめから床にボールをしまって
おけばいいのに、
わざわざ高いところにボールをおいて、
落ちたら、あ!この!重力!!
と地球に怒る…みたいなことを
しているのでは、と。
観葉植物にしても、
ティッシュにしても、
自分の作業机にしても
いかにも猫のいたずらスポットのように
配置していたのがいけないんです。
そもそも猫がいたずらできないよう
レイアウトを配慮しようと。
*
ティッシュは、
「ひらひら」を箱の中にしまって
植物はベランダか、猫がいる部屋以外の場所に
置いておく、
作業机も、高さ調節ができて、かつ
足にコロコロがあるので、
部屋の真ん中に移動させて
高さをマックスまで上げて
立って作業をする。
こうすれば机の上に上がってこれない。
などなど、いたずらできない環境に
整えていました。
*
しかし、その結果、
こんどは人の手足を獲物のように
追いかけまわしてくるようになりまして。
できるだけボール投げなどで、
遊びながら発散させているのですが、
いま集中したい!というタイミングで
足を噛み噛みされると
痛くて集中できない。
足元にピラニアでもいるかのようで。
気配とともに恐怖感がわいてきます。
わ、きた。
噛まれる、噛まれるぞ!
「がぶっ!」
悶絶っ!
みたいな。
んーどうしたらいいんだ、
と傷だらけの手足の最近です。
2022/08/16