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これからの言葉

この作文を書いていると、
「じぶんは空っぽです」ということを
野ざらしにしているような気がして、
いつも困ってしまう。
 
特に前回の展示は、
あれは「じぶんには何もない」という
ことを証明してしまった展示だと思えて
時どき恐ろしくなる。
 
言ってみれば、
あの作品群は単なる思いつきだし、
一過性の「ネタ」にすぎない。
 
土から脈々と養分を吸い上げるような
幹のようなものがない。
 

 
言葉を扱っているからといって、
言葉に対する知識や理解がしっかり
あるわけではないし、
とって付けたような意志表明を
なんとか探し出して
「空間的に文字を配置することで、
紙面では表現しきれなかった言葉の
特徴を描くこと」
なんて言うけれど、
それを世に出したときに、
本当に価値のあるものになって
いるのだろうか。
 
暗に人が求めていることって
なんだろう。
 

 
自分の無知がいまになって
ぎゅうぎゅうとのしかかってくる。
 
そうだ、
もっと勉強をしなくてはならんのだ、
と思いはじめています。
 
かといって、
ただ本を読んでるだけではダメ、
分かったような気になるけれども
実感として掴めない。
 
それに本当の面白さというのは、
辞書にも本にも載っていない
道筋の上にあったりする。
 
基本的な文法作用の理解や、
それ以外で気がついたことを
表現として成立させるように
しむけながら理解をしていこう。
 
と、これからのことを
計画しています。
 

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