3つの違うじぶん
このところ、空気について、
書いている作文が多いけれど…
はたからみると、
なんなんだ?って思いますよね。
きっと。
ぼくの中で
・絵
・ことばの実験
・くうき(科学の視点への興味)
って、
それぞれが全然ちがう3つの道を
歩んでいるようだなと思ったんです。
*
「ことばの実験」のように
言葉の認識の仕方をおもしろがってみる視点は、
大学生の頃からのライフワークとして
ちゃんと表現に落とし込んでいるから
そこで知ってくれた人には、
あ、この人はことばの人なんだと。
一方で、
絵を描いて生活をしている
という側面もあるので、
そこから知った人には、
「ことば」とか「くうき」って
そんなことも考えてるんだ、
って感じだと思う。
「くうき」に至っては、
ただの趣味で、
昔から科学(計算ではなく空想の方)の
話を知るのが好きだったので、
根拠のあるファンタジー、というか、
現実の視点を変えさせてくれるというか、
「読み物」として科学に入ってくのが
好きだったんです。
「ことば」と「絵」は、
さいきん絵本でようやくコラボできたので、
これを皮切りに、
もっと個人的に合致させるものを
作りたいと思うんです。
*
そもそも、ずっと一つのことを
突き詰められたら
それはそれでよかったろうけど、
結果として、寄り道しながら
ことばもやって、絵もやって、
紆余曲折、遠回りしてきてしまった
という感。
そしてさらには「くうき」のことも。
*
なんか、パラレルワールドを
行ったり来たりしているような
気分なんだけど、
それらが一つになるといいな。
と思いながら、やっています。
自分の中の3者が、
ちゃんとイメージを共有しあえて
お互いの良いところを
活かしながら表現に落とし込めるように。
*
…最近、くうきのことばっか書くので、
そろそろ言い訳をしてみたく
なって書きました。
*
で、明日はまたくうきについて書きます。
三木成夫の「海・呼吸・古代形象」が
おもしろいんです。
2021/05/30