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みんな10万8000キロ

スペースシャトルは、
約2万8000キロの速度で
宇宙を漂っているらしいです。

その上、ぐるぐる回転していて、
いかにも酔いそうな気がします。

そんなところにずっと暮らしていたら、
体調の変化が著しいだろうな、
と想像してみたりするのですが、

地球にいる自分たちも、
10万8000キロの速度で太陽の周囲を
移動していて、
そのうえ1700キロでぐるぐる回転
しているそうなのです。

子どものころはよく、
ふとんの上でじっとしながら、
止まっているって、なんなんだ?
と思っていたことがありました。

真夜中に誰もいない草原に行って、
「ここには自分しかいない」
「ひとりだけの世界だ」などと
存分にひとりぼっちをあじわって
みたところで、

地球上にいる生き物すべて、
ひとつのこらず、
自分とまったく同じスピードで、
ぐるぐる回り同期している、
という事実は変わらないんです。

どんなに自分だけ!
と思ったところで…
ものすごく巨大なものに、
すべてのものといっしょに
とりこまれて暮らしていることに
かわりがない、という。

受けているのは回転だけじゃなくて、
太陽と、月の引力もあるんだそうです。

たとえば、太陽と月と地球が一直線に
ならんだとき、
それぞれの引力がかけあわさって
地球をひっぱる力が
最大になるのだそうです。

図解はこちら

それが顕著に影響を受けるのは、
海面。
一直線になったとき、つまり、
新月か満月のときに「大潮」、
つまり、一番満潮の水位が高くなる
タイミングなんですって。

それなら、少なからず
人にも影響はありそうですよね。
なんとなくですけど、
人がゴムみたいに、ぎゅっと上に
引っ張られて、
体の中の圧が下がるイメージ。

本当かどうかはたしかではないですが、
満月のときは、
栄養や水分を取り入れる力が
増えるんだそうです。

いまは夜でも灯りがあるので、
月明りっていうのを
なかなか体感できないですけど、
かつて、
月の明かりを頼りにしていた頃の
リズムが、いまの人の中にも
あるらしいと。
(遺伝子的なものなのかな)

満月のあたりは明るいので、
夜遅くまで起きていて、
睡眠時間も短くなる。

新月のあたりはその逆。

これだけ、宇宙的なご近所づきあいが
否応ない地球で暮らしているわけなので、
やっぱりそれなりに自分自身も
影響を受けているんだろうな。

個々が大事、みたいな風潮で
「一人ひとりの責任」とか
「けっきょく自分の勝手でしょ」って
個人の主張が大切とされるのが
当たり前になってくると…

こうした巨大な影響のことを
ないがしろにしてしまいそうだなと思う。

地球や太陽や月からしてみたら、
きみがぼくでも、ぼくがきみでも、
どっちでもいいんだけど、
という感じなのかもな。

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