ふりむきざまの台詞
ふりむきざまの台詞
「文字の向き」が意味として役割りを持ったらどんなものになるだろう、と実験したもの。
駅の看板や、道路の標識など、看板の向きが「どこへ」「だれが」「どこから」という意味を担っています。
文字の向きが、空間の中で役割りを持つことがあるようです。これを意識して表現に取り入れたら、
言葉はもっと豊かな表情を見せてくれるかもしれません。
(2013/10/8)
2014/02/01
ふりむきざまの台詞
「文字の向き」が意味として役割りを持ったらどんなものになるだろう、と実験したもの。
駅の看板や、道路の標識など、看板の向きが「どこへ」「だれが」「どこから」という意味を担っています。
文字の向きが、空間の中で役割りを持つことがあるようです。これを意識して表現に取り入れたら、
言葉はもっと豊かな表情を見せてくれるかもしれません。
(2013/10/8)
2014/02/01
何度も同じ事を考えているのだけど、
その成果はほんのわずか。
考えというのは、こういうこと。
文字は平面で読むもの、と思っているけど、
じつはそうばかりではない。
*
空間の「ある場所」にあるからこそ、
意味をもつ、ということがあります。
たとえば、看板とか標識なんかは、
「自分の位置」と「文字の向き」が
意味として大きな役割りを持ってます。
トイレはこっちです、とか、
JRとメトロの乗り換えはあっちです、
みたいなものって、
向きが変わっちゃうと、
とんでもない事になる。
他にも、止まれ、とか、一方通行、
みたいなのも、こっち側と
あっち側では意味が異なる。
こっちからだと進入禁止だけど、
あっちからなら入ってくる。
文字の向きが、空間の中で
役割りを持つようです。
誰に対して言っているのか、とか
どこを指しているのか、とか。
*
さて、今回のトップイメージですが、
これも文字の「向き」が意味をなすように、
作りました。
文字が正しい方を向いていたら、
「美人」なのは魔女のばあさん、
ということになっちゃう。
でも反転していると、お姫様のことを
言っているんだな、と分かります。
このように、文字の向きが
空間の中である効能を生んでいます。
ただ平面で見るのではなくて、
空間的に文字を捉えると、
実はもっと豊かな表情を
僕らに見せてくれるかもしれません。
2013/10/08