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ピッグル・ウィッグルおばさん

3ヶ月くらい前から企んでいた実験が
ようやく日の目を見ました。
(上の画像をクリック!)
 
どうしてそんなに時間がかかったのか。
面倒だったので、
ずっと後回しにしてきた結果です。
 
本当はもっと早くできたはずなのに
と思うと、自分の怠けが腹立たしい。
なんでも面倒がらずに、
てきぱきやる人に憧れる。
 
でも、そうなりたいと思いながら、
今日はちょっと…とか思って、
マンガ読みながら寝ちゃったり、
自分では書かないのにSNSを
だらだら読みまくって気がついたら
朝を迎えていたとか。。
 
気持ちとしては、良い子になりたい。
でも、実情はダメな子から抜けだせない。
 

 
ところで、よくある物語では、
良い子、と悪い子というのは、
根本的な性質の違いで差異がつけられる。
 
善良な子は、もう何をやらせても
真面目だし、けなげだし、かわいらしい。
それから悪い子は、なんでも
いじめるし、壊すし、ずる賢い。
 
顔つきも、各々に似合ったキャラクターが
ハッキリ描き分けられる。
良い子はまんまるでかわいいし、
悪い子は目がツンとしてたり。
 
だけど、この場合、僕自身が悪い子の
仲間のはずなのに、悪い子になかなか
共感できない。(もちろん良い子にも)
 

 
ところが、
「ピッグル・ウィッグルおばさんの農場」
(ベティ・マクドナルド著)
を読むと、ここに出てくる「いけない子」
には、ものすごく共感できた。
 
この本は5人の子どもが登場する
オムニバス形式のお話で、
5人が揃って、親もお手上げな
困ったちゃんたちなのです。
 
それがピッグル・ウィッグルおばさんの
ところへいくと、みんなが自然と
良い子になって帰ってくる、
というのが大筋。
 
嘘ばかりつく子。
ペットの世話をしない子。
分解が大好きな子。
こわがりやな子。
物忘ればかりする子。
 
ぼくが共感できるのは、
みんな「良い子」を知っていること。
本当は良い子なのに、
でも、友達に仲間はずれにされて、
くやしくて嘘をついちゃうとか、
生き物は大好きだけど、他のことに
夢中になって忘れちゃうとか、
こじらせ子どもなのだ。
 
良い子でいたいのに、
悪い子から抜けだせない、もどかしさ。
 
しかし、
ピッグル・ウィッグルおばさんの
ところに預けられると、
天からの啓示を受けたように、
はっと我にかえる。
一瞬にして昨日の自分とは明らかに違う、
素敵な自分になっている。
 
ぼくも行きたくてしかたない。

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