worksは8/24に更新しました.

豊かさのあるエラー

ちょっとだけ、aboutページと
worksページを変えました。
 
自分はこれから何を土台として
進めて行く必要があるか、
ということを考えていたら、
自己紹介のところ、
もっと良い言い方があるだろうな
と思ったんです。
 
自分のやっていることを、
人にどうやって分かり易く
伝えられるだろう、
難しいな、と思いながら
考えてみたひとまずの結果です。
 
まだ分かりにくいと思う。
worksページのこの一文、
 
「意図を正確に伝えるという
文法的な手段の外側にある、
ことばの「副次的な効果」を応用し
表現に変換しています。」
 
「ことばの副次的な効果」って具体的に
何なんだって思う。
 
ちょこなん338
 
たとえば、教科書に
以下のような絵と文があったとする。
 
(海に消える舟の行く先を
男の人が桟橋から眺めている)
という挿絵に、
「舟よいずこへゆく」の一文がついた
どこかシリアスな雰囲気のページがある。
 
それをみた小学生の男の子が
「いずこへ」の「へ」という字を
鉛筆でくるんと囲み、
そこから吹きだしをのばして、
海を眺めている男の人のお尻に
くっつけてしまう。
 
発音としては「え」だけど、
お尻にくっつけると「屁」になる。
 
ことばって、
こういうふうにエラー的にも
扱えるところが面白いんです。
 
こんな意味だったかと思えば、
一文字を足し引きするなどの
操作をするだけで、
まったく別の意味に生まれかわったりする。
 
ことばの曖昧さは、表現において、
ことばのハツラツさに変わる。
というのが持論です。
 
文法通りに使えば、意図を正確に
相手に伝える事ができます。
 
でも、そうじゃない幼児的な視点で
ことばを見つめなおすと、
ものすごく豊かな領域が見えてくるんです。
 

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