worksは8/24に更新しました.

紙のせんたく

作品の大量生産を考えてます。
 
今までのように、数十個単位を
手作業で作るのとは
わけが違って感じられる。
 
たくさん作るからこそ、簡単には
作ってしまうなよ、と構えてしまう。
 
なにはともあれ、まずは自分が
満足できなくては。
 
さらに肝心なのは、儲けられるものを。
であります。
 
と、おもうとこれが本当に
難しいことだと分かる。
そもそも何が良くて、
何が良くないかの手がかりを
探す必要がある。
 

 
装丁や雑貨などを眺めていると
おシャレなものが多いな、とおもう。
箔押し、エンボス、味わいのある紙、
柄物、上品でかわいいトーン、
全体的にどれをとっても「特別感」
「大人っぽさ」という雰囲気がある。
 
けれど、ここまでくると装飾的な手法は
かなり飽和してきているようにも見え、
もう手の出しようがない。
 
先々月のアートブックフェアで見つけた
Inoue Youkoさんのzineの素朴な作りと
素材感がずっと気になっていて、
安っぽい素材感をきれいに
シンプルに上手に見せているやり方に
とても共感を覚えてしまった。
 
そういう視点から見直すと
たとえば、コーヒーのカルディに
置いてある輸入商品が入ってたような
赤みがかった段ボール箱とか、
ペーパーバックの灰がかった紙、
領収書にありがちな薄い黄色い紙、
スターバックスの紙カップに
くっついている、高温でも持てるための
片面のボール紙など。
 
ふだんあまり表立たない、
海外みたいな?日常的な素材感を
あえて活かしたい。
ラフにシンプルに見せたい…
 
ただ、そういう紙って
むしろ手に入りにくいのではないか。
 
分からないことは尽きない。
 
来年の4月から5月にかけて
お目見えできるように
目標を立てていきます。
 
おたのしみに。
 

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