worksは8/24に更新しました.

撮影

実験集」を更新しました。
 
表現として成立しているとは
言い難いですが、種としては十分に
可能性のあるものたちです。
これから芽生えることを願って。
 

 
最近は、六道山公園という
近所の山に行って作品の撮影を
しています。
 
ひととおり撮り終えたあと、
ふと、「じぶんを隠し撮りしてみよう」と
思い立ちました。
 
少し離れた所にカメラを設置し、
ぼくはそれに気がついていない
ようなフリをしながら、片付けをする。
 
盗撮の「自撮り」というやつです。
 
自分で思っているじぶんと
人が見ているじぶんにきっと何か
違いがあるはずだという、
よくある好奇心です。
 
周りには人がいなかったので
少し長めに(2分くらい?)撮ると
カメラのところへ駆け寄って確認。
 
ああ、やっぱりだ、と思う。
体中からふにゃふにゃした
もやしっ子オーラが漂っている。
あーいやだいやだ、などと
ぶつぶつ思いながら見つめていました。
 

 
すると、うしろから声がした。
「何を撮影してらっしゃるんですか」
びくっとして振り向くと、
散歩の途中らしきおじいさんだ。
 
「あっ、」
あわててカメラの画面を体でかくし
電源をオフにした。
まさか自分を撮影してました。
なんて言えるわけがなく、
「え、いや、あの、えーと、
風景を。」
 
「ああ風景ですか」
「ええ、いい天気ですから。」
なんていってごまかして
そそくさと片付けて
その場を後にしました。
 

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