worksは8/24に更新しました.

成功は投資のこと

佐藤雅彦と竹中平蔵の
「経済ってそういうことだったんだ会議」
(日本経済新聞出版社)
という本を読んでいたら、
面白いことが書いてあった。
 
「投資と消費」という章。
かなり大雑把に言えば、
投資とは、
「将来に対してのリターンを見越して」
お金をつかうこと。
お金を別の価値に変換するということ。
 
いっぽう、消費とは
「読んで字のごとし、費やして消える」
ということ。
 

 
じぶんに関して言えば、
個人の活動に専念するということで
ぼくは、ある程度の貯金をためた上で
働くのを辞めたのだけど、
仮にその貯金をすべて使い果たした時に、
結果的にそれが「投資」になっていたか、
あるいは「ただの消費」で終わったか。
これは大きな違いである、と
気がついた。
 
こないだ出来たばかりのDMだって、
しっかりお金をかけて作った物だけど
それが、支払ったお金に同等の、
あるいはそれ以上の価値になって、
じぶんのところへ還ってくるか。
 
そこで何事も起きなかったら、
(というか、起こさなかったら)
高級料亭に数人の友人を招いて
ごちそうしてあげるとか、
ぜいたくな恋人に、
ブランド品を何着も買い与えている、
というのと全く変わらない。
 
今の僕に考えられる「成功」とは、
自分の行いがちゃんと投資になっているか。
ということなのです。
 
それが「消費」に終わっていたら失敗。
 
経済的には、
お金になって還ってくることを
投資というそうなのだけど、
ぼくの場合は、お金に限らず、
あたらしい人と出会うことや、
面白い人たちと一緒に何かできるとか、
大勢の人に「知ってもらう」とか
「活動するための次の舞台」を
得ることが最大の目的。
 
もちろんお金となって戻ってくることも
ものすごーく大事。
打ったら跳ね返ってくる、という運動を
お金にはさせないといけない。
 
そう思えば、
中途半端なものとか
「なあなあ」なものを、
絶対に作れるわけがない。
 
ぼくの思う投資の一番大事なところは、
自分をこき使う、ということである。
 
 

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