worksは8/24に更新しました.

ロージーのエピソード

わーモーリス・センダックが
アニメーションを作っていた!
 
「ケニーのまど」や
「かいじゅうたちのいるところ」で有名な
絵本作家だとおもっていたのだけれど、
Really RosieというTV用のアニメも
作っていたようです(!)
日本では「ほんとにロージー」とか
「おしゃまなロージー」と訳されている
ようです。
 
全編がキャロル・キングの曲にのせて
構成されていて、曲と絵が感動的なほど
ぴったりと合わさっている。
 

(1分35秒あたりからはじまります)
 
若かりしM・センダックが住んでいた家の前の
通りでよく遊んでいたロージーという女の子が
モデルになっているようです。
 
現実のシーンと空想のシーンが
魔法のようにいったりきたり。
 
ロージーの他には
アリゲーター(ワニ)、
ピエール、ジョニー、
そしてこの話の要になっている
「チキンスープ、ライス入り」と呼ばれる
名前のない男の子。
 
こんなにわけが分からなくて、
面白くてリズミカルな映画をみたら
こどもたちは酔狂してしまうだろう。
 
少なくともぼくはすっかりぞっこんに
なってしまった。
 

 
センダックがモデルとなったロージーと
通りですれ違ったとき、
「こんにちは、ジョンソン!」と
挨拶をされたそうです(!)
現実を空想ででっち上げる彼女らしい
出来事だったといいます。
 
彼は若い頃、職がなく、健康でもなく、
お金もない、そのうえ実家ぐらしという、
長くうっとうしい時代にロージーと出会い
二階の窓からロージーをひたすら
スケッチしていたそうです。
 
その頃の体験が絵本においての
ファンタジーの源になっている。
 
なんて素敵でかっこいいエピソードだろう。
 

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