ことばのロボットいろはちゃん 更新2020/8/5

指さきで伝える気持ち

これはとても昔の話でもあるし、
今もなお変わらない部分でも
あるんだけど。

自分の身近な人にほど、
感謝を伝える、丁寧に接する、
というのが苦手。

どうしても、照れというのか、
それは他人行儀すぎるという
気持ちなのか、
たとえば、
面と向かって「ありがとう」とは
言いにくい、抵抗感がある。

「なにかをとって」
というときの、ありがとうとか、
ごはんがおいしいとか、
そういうことは言えるけど、
改まった、いわば
敷居の高い感情表現というものが
苦手。

しかし、人生には、一年に数回、
目の前の相手に感謝を口述する
という機会がある。

そんなとき、うっと、思う。

話は変わって、
牛乳にもいろいろ種類がある。

ずっと同じものを買うのではなくて、
その時の気分で、
こっちにしてみようって思う。

時期によって、いろいろな
種類の牛乳が冷蔵庫にあるのだけど、

こないだ、たまたま、
「近藤牛乳」という神奈川県藤沢の
赤いパックの牛乳を買っていた。

これがまたツッコミどころのある牛乳で、
牛がマイク?をしっぽで持っている?ような
イラストが描いているんだけど、
それはマイクではなく、牛乳瓶で、
しっぽだと思っていた細いものは、
どうやら腕らしい。

昭和9年から創設で、学校給食で
親しまれている牛乳とのこと。

閑話休題。

そのパッケージには
「いつもありがとう」
というメッセージがプリント
されていて、

一年に数回ある、
感謝の辞を述べるべき
タイミングにおかれ、
「うっ」となった時、

とっさに、かたわらにあった
近藤牛乳の「いつもありがとう」の文字を
ゆびさした。

これだからね。と

人によっては、
ちゃんと声に出して言えと
思うかもしれないけれど…

その時は、難を逃れたような雰囲気に。

気持ちはあっても
口にはしがたい、
というとき、
こういう指さしメッセージというのは、
案外役に立つのではないか、と
思った。

気持ちを伝える
指さしカードみたいものがあったら、
使う人はいるのだろうか。
と、妄想を始めています。


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