ことばのロボットいろはちゃん 更新2020/8/5

寄り道でまなぶこと

歩き回るという趣味があるので、
自分の家から直径2~3キロ以内なら、
たいてい歩き尽くしています。

こっちに行けば、こういう風景で
あっちはこうで…と、
予想がついて歩く散歩ほど
面白くない。

散歩の醍醐味は迷子になることだから
迷子になるすべを失ってしまった
といっても過言ではないかも。

それで思い出したのが、電車。

あ、電車ってあったなそういえば。
というくらい私用で乗っていなかったんです。

電車なら範囲が広がるぞと、と
思いつきで大きな寄り道してみることに。

駅を降りるとけっこう人が多くて、
とてもおしゃれに気を遣っている男女が
行き交っているのですが

おおきな池のある公園に入っていくと、
おしゃれ男女から、スポーツ男女、そして
お年寄り男女へとグラデーションのように
かわっていく。

公園の奥の雑木林まで歩いて行くと、
一羽のカラスをみつけました。

なんか様子がおかしいなと思って、
よく見てみると、
近くに30センチくらいの紐のようなものを
ついばんでいまして。

それが、ときどき鞭のように
俊敏にうねっている!

へび?!

と思って、何を思ったのか、
とっさにスマホをとりだして撮影。

カラスがヘビを捕食しようとして、
ヘビは逃げながらも、
カラスに立ち向かって噛みつこうと
している。

カラスは周囲に目を配る余裕を
見せながらヘビの攻撃をぴょんとかわし、
かといって、
簡単に捕まえられるわけでもなく
ヘビの鋭いかみつきから
間合いをとって、なんどもついばむ。

その間1分くらい。
決着はつかないままだったので、
通り過ぎて先へ進みました。

けっきょく、どっちが勝ったのかは
わかりません。

後日、図書館にいくついでに
おいっ子(2歳)の家(自転車圏内)に
寄り道をしたときのこと。

そのヘビとカラスの動画を見せたら、
おもいのほか見入っていて。

ヘビとカラスの俊敏な動きに
神経系に反射的な、ぴくっと反応しつつ、
でも頭ではなんだか分からない様子で
「これなんだろう?」というので、
これがヘビで、こっちがカラスだよと。

カラスがヘビを食べようとして
いるんだよ、と伝えても
しばらく無言で見入っていたので
あんまり関心がないのかもと
ちょっと安心していると
「もういっかいみたい」と言う。

そのあと、つみきで遊んでいるときも
「からすとへびのたべるのみたい」と
突然言うので、
えーそんなに印象にのこったんだ!
とおどろいてしまいました。

ぼくが、ワークショップかなにかで
子どもたちとの遊びをつくるとき
「ごっこあそび」とか「こういう設定で」とか、
「頭」に向けて、頭で考えて
作ってしまうことが多いですが、

反射神経に直接響くような
動きとか、勢い(それがゆっくりでも)に
訴えるような作り方をもう少し
ぼく自身が体感レベルで把握した方が
いいなと反省。

神経系の部分でものすごく
敏感に感じ取っているんだな、と
とても目からうろこでした。

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