実感したい派
恐竜に羽毛があった
という説がでてきた。
恐竜は、トカゲではなく、鳥だった、
らしい。
「今まで本当だと思っていたことが、
真実ではなかった」
という可能性は絶対無いとは言えない
と、これをきっかけに思えてきた。
「バカの壁」のように、
知っている、ということ自体が
かなりあやふやなことなんだと
今更ながら思う。
*
たとえば、空気には重さがある、
ということも、そう教わって
分かってはいても、
実際感じないのだから、実際のところ
「そういうものか」と思っているだけ。
なんとなく、信じているだけで、
自身で確信を持てるほどの
実験や体験をしているわけではない。
おばけを信じているのと、
大して変わらないかもしれない。
なので、空気の圧力という力も、
まったく別の力だった、と
される可能性も、今のぼくの知識、
経験範囲から言えば、無くはない。
それくらい「信じている」だけの
要素で済ませているとも言える。
地動説や、天動説、地球が丸い
ということ、青いということ、
それすらも、自分で宇宙に
行ったわけではないので、
それが本当かどうかも「そう信じている」
というレベルに過ぎない。
大昔、月にはうさぎがいる、とか
星が神様であった、というものが
信仰として「そう信じられていた」。
それと同じレベルなのだと思う。
*
人の五感で感じられる範囲って、
実はなかなか狭いようだ。
その外側で起こることに対して、
(実感の外側にある事実に対して)
物理学者は、どういうタイミングで
それだと確信しているのだろう。
空気の重さにしろ、
地球のうごき方にしろ
ネットの電波にしろ、
それをもうちょっと探って、
自分自身で体験して、分かってみたい。
2015/04/29