勇気がわくとき
今年、知り合ったり関わったりした方々は
どの人も重要人物だったなと思います。
つい仰ぎみてしまうようなすごい人が
多かったと思います。
そういう方々と同じ土俵に立って
関わって何が一番の有益かと考えたら、
自分の力不足が歴然と分かるという
ことです。
ものづくりをしている方も、
そうでない方でも、
その人のそばにいると
このままではいかん!という
気持ちにさせられる人が
本当に多かった。
これからが険しいぞ、と思って
恐怖を痛感しながらも、同じか、
それ以上のワクワク感も
同時に味わっていました。
こんなことは滅多にないので、
本当に有り難い経験でした。
*
そういう時に、なによりも幸福なのは
目の前の険しさの石をひとつでも、
横にのけられた瞬間です。
たくさん片付けなければいけない
問題の小さなひとつでもどけられた、
という時。
南木佳士に「急な青空」という本が
ありますが、ほんとに、
急に日がさしてきたような気分。
こういう瞬間を何度も味わえるように
がんばらねば。
*
こないだも引用しましたが、
古田足日の
「大きい1年生と小さな2年生」は、
小学生たちの物語ですが、
大人になった今のぼくの状況にも
ぴったりと当てはまる内容でした。
これまで抱えていたコンプレックスが
消失していく、とか
これまで見ていた世界が一変する、
という彼らを見ていると、
自分まで勇気をもらえたようでした。
絵本とか童話の力って本当にすごいなあ!
と胸にせまるものがありました。
自分にこういう価値のある絵本が
作れるのかと考えると、
はるか遠い、と思うけれど、
いろいろ挑戦していきたい気持ちは
つのるばかりです。
2013/12/27