今後のアイディア
思えば、
自分のことばに対する興味を
共感してもらえて、
なおかつ、
それについて話し合いが
できる人ってかなり少ない…
作品にするとか、
ワークショップするとか、
形に落とし込むことができれば
そこから伝えることはできるけど、
それでも伝えきれない部分が多い。
形になる前の、
もっと曖昧なタイミングで
いろんな人に話すことが
できるとうれしいよなあ。
いつも自分一人だけで完結して、
考えて、納得して
(あるいはモヤモヤを残して…)
完結してしまうのが、
余計に人に伝わらない原因かなあ。
*
先日、ありがたいことに
とある方に、考え中のことばの話を
聞いてもらって、意見もらって
もうこれが目から鱗…。
一人で考えていると、
自分の興味の中心がなんなのか
分からないんだけど、話し合うと
あ、そこか!と。
*
簡単に言うと、
未就学児向けには、
「文字を絵(音)の視点で遊ぶ」
小学校以上には
「ことばを使っている当たり前が
あたりまえじゃない発見」
んー、伝わらない!
*
で、具体的なネタを挙げてみよう。
◎文字を絵として
「漢字でゴー」(仮)
完全に意味を無視して、
形だけで楽しむ漢字。
「止」は、海の上のふね。
「全」は、家。
「口」は、消えたテレビ。
「賛」は、宣伝カー。
などなど。
◎文字を音として
「ことばけ」
目で見ると変だけど、
音で聞いて、正解を導くなぞなぞ
(判じ絵)のような。
鏡の国のアリスに出てくる、
二つの言葉をくっつけて
ビジュアル化しちゃうやつみたいな。
ウマバエ(Horse Fly)と
木馬(Rocking Horse) とを
ミックスさせた生き物
Rocking Horse Fly
(小さい木馬に羽が生えて、ハエみたいに
飛び回っている)みたいな。
「ぼうし」は、牛が帽子の形。
「ふろば」は、ロバのふろば。
「さいころ」がサイのようなさいころ。
のような不思議な生き物がいる世界。
*
小学生以上向け
◎「いわれてないもん」(仮)
母「ポストみてきて」
子「見てきたよ!」
でも、手紙があっても見ただけで
もってこなーい。
子「だって、もってきてって、
いわれてないもん」
おかあさんの仕返しとして
母「何食べる?ぱん?ごはん?」
子「じゃあ、ごはん」
本当にごはんしか出さない。
母「だって、いわれてないもーん。」
みたいな。
◎「しらんちゃん」
詩となぞなぞを考察したお話。
くわしくは、こちら。
◎「宇宙人がみた日本語」(仮)
ザルソバをサルンパと間違えてしまうような
ぼくたちは、ほんとうに些細なちがいで
意味をとらえているんだな、
という話。
くわしくは、こちら。
*
このあたりを実験しながら、
この「面白がり方」を共有していきたい。
2019/05/01