デザイナーさんとの対談を前に
今日はこれから、
絵本「このかべどうする?」(くもん出版)の
販促の一環として、
デザイナーさんである鈴木千佳子さんと
対談撮影をしてきます。
できるだけ多くの方に
この絵本に興味を持っていただきたいし
そのために、
面白がって眺めるためのきっかけや、
人に話したくなるような「話のタネ」を
提供できたらいいな、とも思っています。
*
絵本のデザイナーさんの仕事って
いったいなにをしているんだろう?って、
案外知っている人って少ないんじゃないか、
と思うんです。
その具体的な仕事の内容と、
どういう考えで作っているのかを
知ってもらいたいなと思っています。
*
といって、不特定多数の人に届ける内容として
そこまでキャッチーでもない、と思っていて。
だから、小沢健二さんが言っていた
「コーナーキック」的手法を活かそうと
考えています。
つまり、ぼくたちが放つ最初の一蹴りは、
コーナーキックであると。
直接ゴールを狙う、というわけではなく
アシストとして活かされたい。
今回でいうなら、絵本について発信している方、
絵本の読み聞かせをしている方、絵本講師の方、
絵本が好きでコミュニティに属している方
そういう方へのパスとして、届けたい。
そして、あわよくば、
その方々に、話の持ちネタの一つとして
いろんなところで話してもらえたら…
つまり、シュートを決めてもらいたい!と
考えています。
だから、たくさんの方に視聴してもらう、
というより、
Instagramなどでつながっている
絵本好きで絵本のことを発信している方に
ピンポイントで届けたくて、
その方々がまた、別な形で
広めてもらえたら…!と
ひとまず理想を掲げてみています。
*
絵本って、作り手が直接
読者に届けるんじゃなくて、
人から人に伝えてもらって、徐々に
思いが伝搬していくもの。
伝言ゲームみたいに、曲解されるのも
また楽しいなと思いつつ。ともかく、
つながっていく、
ということが大切だと思うんです。
*
こないだ展示をしたときに、なりゆきで
書店さんと、印刷会社さんとを
引き合わせるようなことがあって、
お互いに新鮮だったと。
書店さんのように
「商品として売る」という視点を
印刷会社さんは持っていなかった、と。
また、
印刷会社さんのように
「作品をつくる」という視点を
書店さんは持っていなかったと。
近いようで、離れている、ということも
あるんです。
デザイナーさんの仕事というのも、
いつも身近に触れている絵本なのに
どういうものなのか、はっきり知らない。
*
今回でいえば、著者である自分自身でさえ、
紙の選び方、タイトルのフォントなども、
デザイナーさん(と編集さん)に100%
お任せしているので、
なぜその紙が選ばれたのか、
どうしてこういうフォントになったのか、
ちゃんと理由を聞いたわけではない。
純粋にどうして?と思う。
過程が知りたい。
そういうことを、言葉にして
共有できる時間を作れたらいいな
と思っています。
*
話したいことメモ。
1,表紙について
2,タイトルロゴについて
3,選ばれたフォントについて
4,絵の色について
5,選ばれた紙について
6,デザイナーさんの感じる壁って?
7、今後の個人的な活動について
2024/06/07