スケッチのように作文を書くには?
今年の3月に「このかべどうする?」という
絵本を作ったんだけど、
自分自身にはどんな壁があるのか?
と聞かれたら、
「この作文を書くことを習慣化するということ」
と答えると思う。
そもそも、この作文は個人で創作活動を
はじめた頃(10年以上前)に
開設したんだけど、
しばらくここで作文を書くことが
ひとつの生命線だった。
書くことが習慣になると、
毎日なにかひとつは書くに値する
面白い発見が向こうのほうからやってくる。
あ、今日はこのことについて書こう!
というきらきらしたイメージが
降り注いできて、
書き終えると、出すものを出したときのような
爽快感があった。
誰の役にも立たない、
雲や霧のようなカオスだけれど、
生きている!という充足感があったなあ。
そういう思考の壁打ちの日々が、
いつのまにか自分のなかの肥しとなって
創作の活力につながっていたと思う。
お金にもならないようなことを
アルバイトを続けながらも続けられた
秘訣はこの作文にあったといっても
過言じゃないなと思う。大事だった。
けれど、やっぱり生活していくには、
お金になること、つまり人の役に立つことを
やっていかなくてはならない。
いつまでもアルバイト生活という
非効率的な生活を続けるわけにはいかん。
そんなわけで絵を描くことに
本格的に向き合うようになり
今に至るのだけれど、
今度は絵に費やす時間が増えたことで、
作文が書けない!ということになってきて。
絵を描くことが
仕事の基盤になってきたはいいものの、
なかなか時間の両立が難しい。
生活が安定しても、創作的な
カオスであやふやなものをつかもうをする
魅力を失いかけている気がする。
*
…とこんなふうに、書き始めると、
手の方が勝手に動いて、当初書こうと
イメージしていたこととは、
かけ離れてくる。
本当に書きたかったことは「また次回」
といって、また次回も、
別なことを書いてしまう。。
でも、それは作文を書く過程が
あったから生まれるもの。
書かなかったら生まれないもの。
こういうのがカオスだと思っていて、
思考がぐるぐるまざっていく
突飛な感じが最高に好き。
できるだけ、短くてもいいから、
かろやかに書くということを
続けたい。
しかし、
「続けたい」という気持ちはわかった。
じゃあ、どうする?となる。
続かない原因は…きっと
時間をかけ過ぎてしまうこと。
書き始めて気がつくと一時間は
ゆうにこえてしまうことが多い。
今日から書くぞと気合をいれて
午前中を作文を書くのに費やしてしまって
一日の予定がつぶれてしまったこともある。
30分で書こう。
毎日じゃないくてもいいから
時間をかけないで書く練習をしたい。
スポーツのように、制限時間を設けよう。
ちなみにこれで20分。
2024/08/18