ゲーム実況の効能
ゲーム実況が盛んである。
自分の中で。マイブーム到来。
やるほうではなく、見る方。
手を動かすだけの作業中にもってこいだ。
もともと怖い話中毒だったので、
その繋がりでホラーゲームの実況に
ながれて行ったんだけど、
これがなかなかおもしろくて
はまってしまった。
うれしいのはPS4やWiiUの
クオリティの高さ。
長篇映画を一本作れるくらいの
面白さ、作り込み、そして実況者が
いいかんじの居心地を
作ってくれている。
*
はまってしまうポイントは
ゲームだけじゃないんだなと思う。
下手したら自分でゲームをやるよりも
たぶん、おもしろい。
3人で実況しているシリーズが
あるんだけど、
伊集院光のオールナイトニッポンに
匹敵するおもしろさ。
居心地なんだなとおもう。
気心知れた友達とゲームでわいわい
している雰囲気って、
想像がつくと思うけど、
なんかみんな遠慮しないで
活きいきしている。
こういう居心地を作れるのって
すごいよなあ。うらやましいなあ。
最悪な気分をすこし和らげてくれる
処方になる。
そんな場所を自分も作りたい。
ゲーム実況はできないけど。
*
またこれは別な話だけど、
メタルギアソリッドVの
実況をみていると、
これまでにないサバイバル的な
感情が湧いてくる。
これがどうサバイバルなのかは、
ご自身で見て頂くのがよいであろう。
「サバイバル的な感情が湧いてくる」
といったいどうなるのか、
落ちている空き缶をよけようとして
自転車で電柱にぶつかっても、
友人と飲みにいったときに隣のお客の
こぼしたビールがリュックにぐっしょり
かかっても、
徹夜明けに満員電車の中で
膝カックンしても、
買ったばかりの傘を無くしても、
(すべて実話)
なんとか、へこたれないぞ、と
思えるのである。
自分がゲームの主人公であると
一瞬錯覚してしまう。
これが意外にも良い方に働くこともある。
2015/10/07