カードが言っています
こないだ、たまたま
カード占いができる方に会った。
占い好きなのでつい、
「うらなってほしいです!」
と頼んだのだけど、
ちょっと冷静に考えると、
「うらなって!」という気持ちと同時に、
初対面の人にどうして
自分の未来なんかがわかるんだろう?
という懸念も湧いてくる。
信じられる?ふつうに考えたら、
そんなわけがないよね。
いくら占いが好きだからと言っても
半信半疑だぜ?ってな具合に。
*
でもちょっと面白いなと思ったのが、
これ、占いの時の話し方を聞いていると
あ、なるほどな、と思ったんだけど、
「あなたは〜で、
○○です、
…とカードが言ってます。」
とか
「〜というふうにカードが
出てますね」
という話し方をしてる。
はあ、カードが。と思う。
妙に信憑性に満ちてくるとは
思わないか。
それに、よく聞いていると
占い師というのは、解釈をするだけの人なのだ
ということが分かる。
つまり、占い師自身が判断を
下しているのではなく、
カードが言った結果に対して、
あなた用に翻訳している、
という感じで言っている。
占い師が「〜と私が予見しました。」
という言い方をしていたら、
きっと神秘性は無くなるだろうな。
「カードが言っています」
という一言で、大分信用と面白さが増す。
なんだろうね、こういうの。
2015/09/23