やけ寝から目覚めて
やけ酒ではなく、
やけ寝、というものをする。
諸処の問題があり、ただでさえ
捗のいかない制作に、一層
手をつけられなくなってしまった。
永遠に片付かないような、
途方もない気分になってしまう。
想定していた予定も先延ばしに
変更すればいいのか、
無理にでも予定日までに
終わらせようか、
悩んで、次第に気分もふさぎ込んで、
結局寝てしまう。
幸いなことに、いつでも
ぐっすり眠れる体質なので、
毛布に包まればすぐ別世界に
落ちて行くことができる。
そこですべてが解決されて、
現実に戻ってくることができれば
いちばん良いのだけど、
目覚めても状況は変わっていない。
*
だけど、起き抜けの思考は
寝ぼけているようで、
案外と冴えている。
わずかばかりの自分の心境を、
まるで顕微鏡で覗くように見逃さない。
「このままだといけない」
「どうにかしなくてはならない」
という重たい岩のような気持ちを
ごろんと裏返してみると、
微生物のようにたくさんの
「なんとかなるぞ」成分が
うようよ動き回っている。
と、そういう
前向きな心地になったところで、
この作文をいま書いています。
2月あたりになれば、
今後のいくつかの活動を表立って
お知らせできると思います。
それまでどうぞお待ち下さい。
2013/01/15