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繋がりがないようでありそうな作文ふたつ

1、自然の圧力
太陽は毎朝、空にのぼるから、
それまでの夜の間は
寝ているんじゃないかとか、
雨の日は泣いているとか、
そういうふうに想像したくなる。
 
でも本当は曇っていても、夜でも、
太陽は絶えずごうごう燃えている。
燃えているというか、
ものすご化学反応を繰り返している。
 
人の場合は、体調が悪かったり、
気分が乗らなかったり、
日々のパフォーマンスに波があるが
太陽はそうもいかない。
 
規則正しく、えらいですね。
と思うけど、
実際のところは、もうどうにもならない
という感じなんじゃないかなあと思う。
 
太陽や、地球に意思があって、
自由に考えられる/思えるとしても、
たぶんどうにもできないくらい、
巨大な力で圧し動かされている。
 
地球が太陽の周りをまわるのをやめて、
違うところにいこうと思っても、
思いはかなわない。
これを読んでいる今もまさに、
ぐぉーっと、
地球はジェット機なんか比にならない
くらいの猛スピードでくるくる回って
止まれないでいる。
 

 
2、オフのない意見
意見ってむずかしい。
意味のある意見を言うっていうのは
そう簡単にできるものじゃない、
話すのが上手だからとか、
よく考えているから、
というのは、あてにならない。
 
テレビで、不登校新聞について
特集していて、それをみてはっとした。
 
実際に不登校を経験している
本人が自分の体験を記事にする。
 
こういう意見には意味があるなあと思える。
 
だれがなんと言おうと、
そう思っているんだけど。
という自然な気持ちの蓄積を持っている。
 
例えば不登校の問題に対して、
資料を読んで、研究して、こうである、
という話をする人と、
本当に不登校で日々なにか
重たいものを抱えている子と、
「不登校である」ということに対しての
向き合う時間が違う。
 
研究だけしているなら、
オンもあればオフもある。
 
実際に抱えている子にオフはない。
 
これを自分に置き換えて、
言葉について、作品について
考えていますなんていっても、
オフであることも多い。
スマホのゲームしたり、
だらだらしたり、関係ないことを
思っていたり、周りから見たら
怒られそうなことばかりしている。
 
そんな自分が、
自然な立場で言えることって
なんだろう。

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