ことばのロボットいろはちゃん 更新2020/8/5

たなんか、たなぼたか

最近どうですか?
と聞かれて、実際に調子がよくても
とても調子がいいです!
とは、なかなか答えにくい。

自分の話となると、
どうしても口ごもってしまう感じがして。

まあ、あえて、がんばって、
「最近どう?」に答えるとするなら、

「自分のなかでは、満ちてきている、
という雰囲気が漂っているので
そこそこ楽しくすごしてます。」
と答えようかなという次第な今です。

とはいっても、過去には、
上手くいかなかったときや、
失恋をしたときや
漠然とした不安感に襲われたときなど
つらい、という時期もあって。

そういうときには、
よく「辞書占い」をしてました。

辞書占いとは、
1、今の自分って、
何で悩んでいるんだろう?
と具体的に想像してみる。

2、目を閉じて、辞書をひらき、
適当なところに指をおく。

3、目を開けて、指で示された
単語を見る。

4、その単語と、悩みとを
照らし合わせて、
自分なりに読み解いていく。

というもの。

突然、久しぶりにやってみようか、
と思い立ちました。

で、1から考え始めてみるけれど、
自分のなかに今は
悩みはないなと思ったんです。

改善していこうという反省が、
改善できそうだぞという実感とともに
あるので、悩みにならないという感じ。

そうかとおもって、じゃあ
漠然と「自分の未来はどうなるかな?」
と想像してみることに。
…目を閉じ、辞書を開き、指をおく。

ぱっと目を開けると、

「たなん【多難】困難や災難が多いこと」

えっ!!え~、焦る。
ぜ、全然そんな気がしてなかったので、
急に言葉に引っ張られてしまう気持ち。

まだなにも起きてないのに、
心当たりもないのに、
なぜだか、多難~という気持ちになる…。

いや、まてよ、
もしかしたら、自分の心のどこかで
「多難」という言葉に近い
ざわついた気持ちを
持っていたのかもしれない。

「多難が待ち受けているかもしれない」
という不安が一抹もなければ、
こんなに気持ちって引っ張られないはず。

自分の中に、まだ不安があったんだ。

…と、いうように、
自分の気持ちに気がついたり、
整理できるキッカケになるのが、
辞書占いなのです。

そして、よく見てみると、
指をおいた位置は、
「たなん」だけじゃなくて、
右となりの「たなぼた」という
ところにもかかっていた。

「たなぼた【棚ぼた】たなからぼたもちが
落ちて来るようなに偶然の幸運がやってくること。」

…そうなのです、じつは、
指は「たなん」と「たなぼた」の
ちょうど真ん中に置いていたのです。

それを、ぼくが「多難」の方に
最初に気をとられた、
というところに、無意識の自分が
隠れていた、というわけです。

見方によって、
多難でも棚ぼたでもありえる。
だったら、棚ぼただと思えるような
自分になりたい。

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