「もじ」から「ことば」にうつる子へ
なんか最近、辞書が新しく改訂された
っていうニュースを見た。
しかも、この改訂された箇所に誤りが
あったりなどで、
少し前に話題になっていた。
話題になったのはいいが、
思えば、それ以上のことは知らなかった。
知っているつもりになっていたので、
超基本的なことだけは押さえておこう
とおもって、以下コピペ。
—
10年ぶりに改訂された岩波書店の
国語辞典「広辞苑」第7版(12日発売)
約25万項目を収録。
(参照元はわすれた。)
—
なるほど。「広辞苑」だったか。
収録語数は25万語もあるのか。
25万語…
この中に知っている単語は
どれくらいかな。
2割もあるか、ないか。
そもそも日本語の五十音に濁音などを
加えても、せいぜい71の文字しかない。
その組み合わせで、数十万語ものことばが
作られている。
ことばや単語の作られ方はとても単純で、
その71の文字をつなげる、というだけ。
「つなげる」だけ。
作り方はかんたんなのに、
出来上がるのは相当の数。
とたんに複雑に思えてくる。
いやいや、複雑なのは、
意味のとらえ方や理解の仕方であって
ことばそのものはシンプル。
ひらがなをひとつづつ
指さしして読める子が
次のステップである
「つなげて読む」ことができれば、
ほとんど言葉をマスターした
といってもいいくらい。
*
ここに実は、ちょっとした壁がある。
文字を読める子は、大抵は、
普段の会話に慣れているから
耳で聞いた音と
あたまの中のイメージ(意味)が
一致している。
だけど、形としての文字が
意味と結びつくところ、
ここが難しい。
形の文字を、ひとつずつ音に
変換して、それを改めて
耳でつなげて聞いて
意味にする。
というような2つの段階を
経ないといけない。
文字を繋げると、絵になった!
という魔法みたいなことが起きれば
形の文字と、意味とを
ダイレクトにつなげる事ができて
言葉はぐっと身近になってくる。
「あ!つながった、つながった!」
という面白さをもつ
「文字を読める」から「ことばを読む」
に移り変わる子に向けた
ふしぎなサーカスの
絵本をいま描いています。
2018/02/03