worksは8/24に更新しました.

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イトイ式という昔の番組が面白い。
意見を交わす場って
昔から好きだったなあ。

学生時代も、世間話は苦手だったけど、
自分に関心があることを
関心がある人に話すのは好きだった。

…でも、ふと振り返って思うのは、
「考える」っていうけど、
そもそも、
どうして考えるんだろう?

何かを深く考えなくても
生活はできると思わない?
もしくは、幸せが永遠につづけば、
考える必要がない気もする。

どこかで悲しさ、おもしろくなさ、
つらさ、理想とのギャップなど
負の気持ちが考える必然性を
与えているのかなと。

…にしても、「考える」こと、
特にぼくは言葉を飯の種にしたい
という魂胆があるので、
「ことばを考える」時は
どんな時なんだろう?
と振り返ってみたい。



会話するときの
言葉選びについて。


言葉を選ぶっていうことは
普段あんまりしない。

いざ、という時には慎重に
選ぶこともあるけれど、
ほとんどが「つい出てきた言葉」で
構成される。

言い換えると、
「言葉を選べていない。」
なので、本心がちゃんと相手に
伝わっているか、どうもあやしい。

たとえば、
「人に合わせた仕事」
という話題があるとする。

それを、
「人に媚びを売る仕事」と言うか
「人の為になる仕事」と言うかで、
感じ方がだいぶ変わる。

もしも―、人に求められて
それに応えるのが好きな人は、
人に合わせることが、
「社会貢献、社会的価値」という
印象になるはず。

一方で、
もしも、自分が妥協を許さない職人か、
爆発を求める芸術家だとしたら、
人に合わせる必要はないので、
「媚びを売る」というような印象に
なるかもしれない。

と、なると
人の為になりたい人と
爆発を求める芸術家とが、
「人に合わせる事」というテーマで
お話したとき、
それぞれでどんな言葉を
選ぶんだろうね。

どちらも正しいはずだけど、
芸術家が、「人の為に」と思う人に
君のやっていることはつまり、
媚びを売るってことだよね。

みたいなことになると、
言葉選びについての考えが
浅はかである、
ということになってしまう。

言葉を考えるときには、
向こう側にも人がいる
と想像することなのかも。

自分はどれくらい言葉を考えて
選んで使っているんだろうか?
と思い返すと、ぞっとしちゃうな。

たとえば、400字くらいで
自己紹介する機会があったら、
どんな言葉を選ぶだろうか。
今度やってみよう。

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