天からのあなたへのハッシュタグ
前に、「自分の言葉の探し方」っていう
作文を書いたんだけど、
うまく消化しきれずで…。
もう少し考えてみよう。
そもそも、言葉って
基本的にはみんなのものでしょう?
なのになんで「自分の言葉」を
話せっていうんだろう。
仮に、ぼくが勝手に開発した
「ぽんじゃらみ」という言葉を
自分の言葉だ、と宣言しても
誰にも伝わらない。
それで、あ、そうか、
そういう、うわべの話じゃないのね、
ということは分かるけど…。
*
簡単に言えば、
自分の言葉って「本音」って
ことだと思う。
だいたいね、
「自分の言葉」っていう言葉が、
素敵オーラを出しすぎる。
だから、いい言葉や
感動する言葉じゃないと
いけない、と思ってしまう。
いやー、そんなことないはず。
ぼく自身が、自分ではない言葉を
うっかり話すときって、
●興味のない人と話さねばいけない時
●相手が偉いという立場にいる時
(先生とか、昔から無理だなー)
●特に感動していないのに、感想を
求められたとき。
●初対面の人と話す時。
そっかー。
こういう時、口には出さないけど
「つらい」と思うのも、
(※もちろん例外もありますっ!)
自分の言葉の一つじゃないかな
って思う。
そもそもぼくは、
「自分の言葉」じゃない言葉って
苦手なんだな。
だから、このHPみたいにさ、
だれも読まないような
インターネットの隅っこに
個室を作って、
「あーここなら、何を言ってもいいや」
という事をしたがるんだな。
突然思い出したけど、
吉本ばななの言葉を借りると、
「自分にとってのリアリティー」
っていうのに、ハッとさせられる。
本当にその言葉で、
自分が「感じる」かどうか、
というのを丁寧に点検している。
*
書きたい事を書けた時、
鬱憤がすっきりする。
元気だよ、と人には言えるけど、
そうは言っても
そうでもない自分までは、
だませない。
自分に対して、適当なことを
言ったら、許さんぞっていう感じ。
そういうつもりで書けたなら、
鬱憤はすっきりする。
本音をしっかり見つめることが、
自分の言葉になるはず、と言ったけど、
もっと説教っぽい言い方をするなら、
第六感的な自分に
正直になれ!
っていう事が、自分の言葉への
通路だよなと思う。
*
そこで、役に立つのが、
辞書占い。
これは、前提が大事。
「辞書占い」で出てきた言葉は、
天からの運命において
あなたに関連づいた、
いわば天からのハッシュタグです。
…というルールがある。
だから、無理にでも、単語と自分との
関連性を探そうとする。
関係のないものと、
自分とを、関連付けて話すこと。
自分を「差し置かないで」考えること。
これが自分の言葉。
なんじゃないかと思う。
*
こういうことを、小説じゃなくて、
もっと違った方法や遊びを開発して
伝えられんかな、と思案中。
2019/05/20