worksは8/24に更新しました.

図形としてのひらがな

topページを変えました。
ひらがなを鏡文字にしたり、
逆さにしたりして
ことばをできるだけ純粋な図形として
見てみたい、という実験です。
 

 
あらかたの外国では、ひとつの国で
複数の言語が入り交じっている。
 
その点でいえば、日本は特異。
全国どこでも同じことばが通じるし、
みんな同じ文字を書いている。
 
つまり外からの目っていうのが、
見えにくい。
 
韓国とか、ロシアとか、
インドとか、ぼくたちが見ると
まったく解読不能な奇妙な記号にしか
みえないし、
しゃべり方も新鮮で、
本当にこれで通じているのか、と
不思議なきもちになる。
(余計なお世話ですが。)
 

 
同じように、
日本人のしゃべる発音とか
書いている文字の形も、他国の人がみたら
きっと違和感があるに違いない。
 
けれど、どうしても自分の国の
文字というのは見馴れすぎていて
図形としてみることが出来ない。
 

 
ちなみにネパールの看板に書いてある
日本語は、日本での字体とは
すこし違ったニュアンスである。
 
なんというか、くにゃっとしている。
そしてどことなく妙なかんじ。
 
これはきっと、彼らの日本語に対する
正直な表現であろう。
 
もともと、ひらがなは、
漢字の崩し字であるということを
知っていれば、「うねうね」の中にも
秩序が見えてくるものだけれど、
それを知らないと、
どうしてこうも日本語の
ひらがなってのは、
うねうねうねうねしているのだ」
と、頭をかき乱してしまうだろう。
 
ひらがなを外側の視点から
見てみると意外と新鮮で
奇妙で、おもしろいな、と思ったのです。

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