worksは8/24に更新しました.

ヨーコ先生

「思い出を脳の片方に入れなさい。
そこに閉じこめ、忘れなさい。
脳のもう片半分に
それを探させなさい。」
 
早朝起きて、猛烈に不安になることがある。
ぼやけた目で机の上のめがねをとろうとして
一緒にケータイと飲み差しのコップをおとして
狼狽する。。
 
というのはどうでもいいんだけど、
さいわいコップは割れなかったので、
めがねをかけ、本棚によりかかる。
何か読んで落ち着きたいと思って、
グレープフルーツ・ジュースを手に取る。
 
ヨーコ先生!と心のなかで叫んで読む。
たいがいは意味がわからない。
それでも、なにか思い当たるものもある。
 
それが最初に書いた一説。
 

 
ふと、あーこの感じ子供のころの感じに
そっくり。と気が付くことがある。
とくに季節の変わり目とか。
 
子供のころの思い出より、今だろ、今、と
思うかもしれないけど、
実は今の自分ってものすごく空っぽだなと思う。
 
何かを感じる才能の黄金期は子供のころだった。
実際、脳の中に走る電気信号も、ものすごい量
なのだそうな。
 
それがだんだん、必要なものだけに整理されて
いくんだけど、もはやいまや
整理整頓しつくされた感がある。
 
あとは、思い出すことくらいしかできない。
本を読んで感心するところって、だいたい
昔感じた気持ちをそこなうことなく書いてあるとき。
 
ヨーコ先生、思い出探します。

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