きょだいなからだ
今日は、すごく突飛なことを書きます。
もしも、人間の体がものすごく巨大になって、
遊具になったら、おもしろいなあと。
どのくらい大きいかというと、
ひざのうえで10人くらいの子どもが
走り回れるくらいの大きさ。
*
体育すわりになって、
曲げたひざを眺めていると、
お皿のあたりがなだらかに凹凸して
すごくちょうどいい丘なりになっていて
かけのぼったり、
そりですべったりするのに
ちょうどいい。
そこそこやわらかいので、
積極的にころげてみたり。
*
爪の上でスケートできる。
*
うつぶせにした手のひらの、
第二関節のしわのうえで
ふかふかと昼寝をしたり。
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顔のうえで、
まぶたをひらいて中を
のぞこうとしたり、
鼻の穴の洞窟には、
なにがあるんだろうと
入ろうとしたり。
髪の毛の森の中から、
出たり入ったり。
*
おしりのうえで
トランポリン。
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鎖骨にたまった水で
プールをしたり。
*
背骨を飛び石みたいに
ぴょんぴょん飛んで、
あそんだり。
*
似顔絵を描いているとき、
体のやわらかさを描くのが
すごくすきで。
力がはいっているところや
ふくらんで、やわらかいところ、
子どもたち(大人もそうですが)は、
顔の表情だけではなくて、
体のあらゆるところに
表情がぽっと灯っているんです。
そういうものを
じっくり観察したくなるし、
してみるとおもしろいよ、と
みんなにもおすすめしたい。
そんな意味も込めて、
きょだいなからだ、で遊んでみる様子を
絵に描いてみたいな。
2021/08/04