ことばのロボットいろはちゃん 更新2020/8/5

風の正体は重力です

テレビで、
ダイビングの特集があって、
何メートル潜水できるか
みたいな挑戦をみていると
すごいなと思う。

海には、
海水の重さがのしかかっていて
ある程度のところまでしか
人は耐えられない。

どんな超人でも、100m程度、
なんだって。

だけど、なかには
水深1万メートルに住む魚が
いるらしい。

なんでそんなところで、
生きられるの?というのは
ぼくたち人間からすれば、
当然の疑問。

でも、きっとだけど、
当の深海魚たちは
なにが?と思っているのかも。

海?水?なにそれ?
ここには何もないけど、
とすら思っているかもしれない。

なんでそう思うかというと、
人(ぼく)の空気に対する認識が
そうだから。

知識としては
空気は物質であって、
重さがあって、
暖めると軽くなったりする
みたいなことは分かる。

大人の人一人には
15トンくらいの空気が
のしかかっている、とかも。

でも「実感」として、
どれだけ空気が重いのか、
気圧の数値って、なんなのか
感じられない。

だからか、時々、
沸騰した鍋に蓋をして、
冷ますと蓋が開かなくなる、
という現象も、
手品みたいに思えてしまう。

え、なんで?って。

空気の重さって、
なかなか知覚できないんだよな
と思っていたんだけど、
最近、気が付いたことがあって。

それが、
風って重力によって
起きているんだなってこと。

風と重力はあまり結びつきが
無かったんだけど…
まあ、風と気圧なら、わかる。

でも、気圧というと、
突然実感から離れませんか。

気圧って、空気の重さのこと、
つまり、空気の体重。
正確には違うのかもしれないけど、
ざっくりそうとらえると、
イメージしやすいなと。

鍋のなかの空気は、
沸騰していたときは、
活発に太っている。

空気の量は少ないけど、
太っているからバランスが
とれてるみたいな。

でも、ふたを閉じて冷ますと、
動きも縮小するので、
空気は痩せる。密閉されているので、
太っていた頃と同じ空気の量。
だから余計にほっそりする。

痩せた空気は力も弱いので、
鍋のふたの上にある数トンの空気に
どしっとのしかかられちゃう。

話は急に飛ぶけど…
じつは、それが
風の起きるしくみ。

なんどもいうけど、
空気は重い。

ものすごく重い。
100キロもの高さから積もっていて、
すきまなく満ちていて、
常にぎゅうぎゅう。
世界中の空気の重さをあつめると
5000兆トン。

閉じた本のページにも空気はあるし、
人の細胞にもある。
びっくりするくらい満ちている。

音が聞こえるのも、
鼓膜の外にも、鼓膜の内側にも、
空気は詰まっているから。

そんな、恐ろしく密集したものが、
ぱんぱんに詰まっている。
だから、ちょっとでも均衡が崩れると
その重さがどっと流れてくる。

ご存知だと思うけど、
空気はあっためられると、
上昇する。
上昇するってことは、
空気の体重は軽くなるということ。

すると、部分的に空気の
軽くなる場所があるので、
体重の重い空気は、
支えがなくなって、
おっとっとと、そちらへ
流れる。

それが風になる。

うーん、伝わるかな。
イメージとしては、分かった!
って感じなんだけど、
説明するには至れないかんじ。

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