sain_header.jpg
     
今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

開示しない話題について

誰にも話したことがないことって
けっこうある。
 
たとえば、
トイレでのお尻の拭き方。
手を差し伸べるのは、
前から、後ろから?
そして、どのくらいの
トレイレットペーパーを
取り出して、何セット繰り返すのか。
 
(この間、隣の個室から
延々とトイレットペーパーを
引き出し続ける音が聞こえてきて
恐怖を感じたのを覚えている)
 
シャワーの浴び方についても。
立って浴びるのか、
座って浴びるのか。
背中を向けるのか、正面を向くのか、
どのくらいの長さ浴びるのか。
 
人の目に触れない、だれにも
見られない時間というのが、
一日のうちに必ずある。
 
その時間にやっていることについて
あまり人と語り合うことはない。
 

 
しかし、もっと人と語れないことが
ぼくの中にある。
 
定期的に想像する場所について。
 
あるとき、唐突かつ、ふと、
とある場所のことを思い出す。
 
しかし、思い出しても、
そこには行ったことがないので、
ひとに説明ができない。
 
その場所には、行けたらいいなと
思っているらしいのだけど、
行ったことがないので、
調べようがない。
なんだかよくわからない。
 
たとえるなら、、
夢ですごくいい温泉に行って、
目が覚めたときに、
「ああ、ああいうの、いいなあ」
と思い立って、
少し遠出して温泉に行ってみると、
ぜんぜん夢の時のように
しあわせな気分になれない。
 
夢で入った時の方が
良かったのに。
と、首をかしげたい気分になる
ようなこと。
 
それと同じで、理想の場所が
脳内でぱっと花火のように
打ちあがるけれど、
しかして、その実態はない。
 
その花火が再現されるには、
どこに行けばいいのか、
検討もつかない。
 
そういうの、他の人にもあるだろうか。
 
寝る前とか、風呂上りとか、
電車に乗っているときに、
思い出されることが、
よくある。

« »

サイト管理