ことばのロボットいろはちゃん 更新2020/8/5

部屋のなかのイルカ

目の前に、宙に浮いたボールがあります。

水をこっぷに注ぐと
こっぷの中に水が溜まっていくように、

そのボールに水を注ぐと
水はこぼれることなく、
ボールの表面に溜まってく。

表面にたっぷりと水が
波うって
窓の外の景色を反射させながら、
ちらちらと光る。

顔を近づけながら、じっとみる。
さながら、球のコップ…
といえばいいんでしょうか。

水を湛えたボールは、
いまもなお、目の前に浮かんでいる。

こういう話をすると、
変に思うかもしれないし、
そんなのこの世に存在しないと
思うかもしれないけど、

いま、ぼくたちが立っている
この地球が、その球のコップなんです。

そう思うと
どんな魔法よりも不思議だと
思いません?

見る視点を広げて、
いま自分たちが暮らす視野と、
地球規模、宇宙規模の視野とを
相対的に比べてみると、
この世はとんでもなくファンタジーな
印象に変わって見えてくるんです。

空気の重さ、についても
ちょっと視点を変えると、
別の世界に旅行にでも来たような
気分になれます。

そもそも、空気って重さを
感じないじゃない?

だから、「空気を持ちあげる」という状態を
想像もできないと思う。

ではまず
簡単な空気の重さの計算方法を
お教えしましょう。

いま、あなたの住んでいる部屋には
どれくらいの空気が溜まっているのか。

平米×天井高×1.2Kg=空気の重さです。

うちだったら、
35平米×2.5m×1.2kgなので、105kg。

宇宙服を着て、真空の広場にたって、
でっかいビニール袋(重さは限りなくゼロ)の
中にうちの部屋の空気をいれて、
持ち上げてみようとすると…

鍛えたアスリートならもてるかもですが、
ぼくにはもてません。

ちょうど大きなイルカが1頭分。

くうきのイルカが
ぼくの部屋のなかにいるんです。
出て行っては、また入ってきて、
くるんと宙返りしたりしている。
そんなイメージです。

突然話は変わりますが、
書くと、ほろ酔いになります。

書く前は「書くことなんてない」
と思いながら、
でも考えているうち、
その考えたことを片っ端から
とにかく書いていくと、
いつのまにか、できあがっている。

ほろ酔いが。

ちなみに、
ぼくはお酒を飲むとすぐ具合が悪く
なってしまうので、個人的には
あまりいい例えではないですが、
多分そんなかんじ。

ガラパゴスなほろ酔いこそが、
モノづくりの必須条件って気がする。

明日もまた空気について書きたい。

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